Mac.una Matata !!

2004年4〜6月のMac.una Matata


2004.06.17 ジョブズ、「音楽」を語る

PCUpdateの記事[WSJ] Appleスティーブ・ジョブズCEO、「音楽」を語るっておもしろいですね。
例の現実歪曲ビーム炸裂なのは彼の芸風なので(笑)、それはそれにしても、いつもながら説得力あるVisionalな(ビジョンある)、示唆に富んだ物言いですね。

PDAも考えたけど、結局、ブラウズするだけならPDAの機能は携帯電話に吸収されてゆくだろう...って、たしかに。

ポータブルビデオ辺りのくだりも、

それに、私はお気に入りの映画でも、一生に1000回観たくはない。せいぜい5回でしょう。でも、好きな曲ならば、一生で1000回聴きたいと思います。

なんて、うまい言い方ですね、ほんと。「Video再生できるiPod」を出せてないことの言い訳(?!)とも聞こえますが(笑)。

ビデオを見るには、DVD-Videoを買ったり、レンタルを借りてきたりとさまざまな手段があるわけで(将来は、わざわざリアルワールドでレンタルビデオ屋さんに行くよりダウンロードでOKになるのでしょう)、一方、音楽は、iTunes Music Storeをオープンした前は、ラジオで聴くか、CDを買いに行くかしかなかった。故に、音楽とビデオは違う、

といっているのですが(確かにおもしろい見方・言い方です)、だからといって、Video iPodが要らない理由にはなってません。わたしは、Video iPodが欲しいです。
というのも、DVD-Videoをわざわざ出先に持ち出してみようとは思いませんが、自宅に置いてあるDVDレコーダーでエアチェックした番組は自宅でしか見れない、というのが不便で不便で仕方ないからです。映画DVD-Videoみたいな長編は自宅でじっくり、TV録画みたいに「日々消費する」ビデオは出先のちょっとした時間にVideo iPodで見る。こんなことができたらいいのになあ、と思います。こんなのみたいに(でも、もちょっと小さくないとつらいかも)。

 

 
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2004.06.10 ブロードバンド

自宅はCATVでインターネットに接続しています。これまで10Mbpsコースってのに加入していたのですが、最近30Mbpsコースに乗り換えました。スループットを計測しましたので、忘備録がわりに、ここで結果を書いておくことにします。

CATVの末端(=わたしんちの入り口)はレンタルのケーブルモデムでして、Ethernetの端子がひとつ付いてます(つまり、ケーブルモデムにはルータの機能はない)。
この端子とPowerMac G5とを有線接続した場合が「直結」、ケーブルモデムにAirStation(無線LANのベースステーション兼ルータ)に有線接続した場合が「AirStation」です。

結果は、それぞれ
bspeedtest:ブロードバンドスピードテストで計測した結果、
軽いダウンロード:Internet Explorerで、アップルのサポートページから、アップデータファイル1個をダウンロードした場合、
重いダウンロード:Internet Explorerで、アップルのサポートページから、アップデータファイル3個を同時にダウンロードした場合、

です。

こうしてみると、bspeedtestは大容量ファイルを連続的に送受信する仕組みなので、「実行速度の上限」と解釈してよいでしょう。
一方、「軽いダウンロード」は日常的によく行う速度に近い感じですかね。普通、複数のファイルを同時にダウンロードって、頻繁にやることではないですし。

 

10Mbps環境
30Mbps環境
直結
AirStation
直結
AirStation
bspeedtest
5.8 Mbps
4.3 Mbps
17Mbps
4.3Mbps
軽いダウンロード
3.1Mbps
3.7Mbps
3.6Mbps
重いダウンロード
3.6Mbps
4.4Mbps
4.3Mbps

まず、直結環境で比較すると、5.8→17Mbpsへと約3倍向上しています。理論値も10→30Mbpsへと3倍向上なので、リーゾナブルですね。どちらにしても、理論値に対して、6割弱が「実行速度の上限」となっているようです。

ちなみに、Bフレッツのファミリー100(100Mbpsの占有型、ベストエフォート)の平均が17Mbps程度とのことなので、30MbpsのCATVもいい線いってますね。

次に、ルータとして使っているAireStationを介すると、速度が格段に落ちます。AirAtationをかましたときの最大値は4.3Mbps程度なんでしょう。まあ、初期型AirStationなので、有線でのスループットが遅すぎるんでしょうね。いまや、有線でのスループット90Mbps超えを謳っている後継機もでていますから、買い換え時なんでしょうか。
そう思ってデータをよく見ると、30Mbps直結の場合に重いダウンロードをしたときでさえ、せいぜい4.4Mbpsしか帯域を使ってません。30Mbps直結の場合、「実行速度の上限」は17Mbpsなのに、その1/4の帯域しか使ってないわけです(3/4ものロスの原因のひとつには、相手サーバや経由するインターネット環境が挙げられます)。
てことは、通常の使用では4.3Mbpsを超えることというのはほとんどないはずで、(実際、軽いダウンロードのデータもそのとおり)、有線のスループット90Mbps超えの後継機に買い直したところで、通常の使用においては投資の意味はほどんと意味ない、と予想されます。ということで、ルータの買い直しはやめときましょう、今は。

とはいえ、30Mbps直結で17Mbpsというのを知ってしまった今となっては、上限まで性能を引き出したい、というスピード狂的野心もあるのですが...(笑)。

ただ、投資の意味はほどんと意味ない、といってしまうと、AirStationを利用する限りにおいてはそもそも10→30Mbpsへの契約変更の意味もない(笑)、ということになりかねません。そこはそれ、費用は月々300円の差にすぎないし、よくみると、10Mbps・AirStation経由に比べて、30Mbps・AirStation経由の方が1.2倍ほど向上しているので、まあ、これでよしとしましょう。

ちなみに、AirStationでの無線LANに関しては、理論値11MbpsのIEEE802.11g(初代AirMac)で実行速度1.5Mbps弱といったところで、CATV環境高速化の恩恵は全くありませんでした。理論値54MbpsのIEEE802.11b(AirMac Extreme)だと変わるのかも知れませんが。でも、通常の使用では、有線と同じ程度の速度が出るとしたってせいぜい4Mbps強程度にしかならなそうですもんね。

 

 

2004.06.02 blog

2003.06.22 最近のMacDTV.com/blogMacDTV.comがblog化できない理由を書いてましたけど、よく考えると、このMacna. Matataはblogにしたっていいんですよね。というか、こんな内容、一般的なblogだ(笑)。

MacDTV.comトップページにしたって、iBlogみたいな、なんちゃってblog風(サーバサイドで処理する本格的なblogシステムでなく、ローカルでBlogサイト風のhtmlをはき出してアップロードするタイプ)だったら、なんの問題もないですしね。

ということで、やろうかやめよか考え中です。

 

2004.05.20 今日のなんだかなあ/某オンラインソフト

MacPeople誌でオンライン関連の記事をご依頼頂き、今月末の発売日には店頭に並ぶことになってます。
今回はムービー関連特集ということで、わたしなんかにお呼びがかかったのでしょうが、私自身はオンラインウェアには余り興味がありませんので、大変でした。いろんなソフトを使ってみましたが、センスのいいもの悪いもの、機能豊富なもの/単機能でシンプルにまとめているもの、それにしても、ムービー関連に限ってもいろんなソフトがあるものなんですねえ。作者の方々には感謝...。

と行きたいところなのですが...。一件だけ腹立ったソフトがありました。アップルのMac OS Xダウンロードに掲載されている日本人が作者の某ソフトなのですが、これがひどいんです。

まず、すごいのが、HDDの第一階層に勝手に[Application]というフォルダを作っちゃう。Mac OS Xのアプリケーションフォルダの正式名称(英語名称)は、[Applications]でしょうに。

こうして出来たアプリケーションソフトに、アイコンがない...。アイコンって、ソフトの「顔」でしょうに。

アプリアイコンをダブルクリックしてもデモモードがない、つまりダウンロードしてもシリアルを購入しないとアプリが起動すらしない。普通だったら、こんな仕打ちを受けたら購入してまでこのソフトを使うのはやめるはずですが(笑)、今回の私は仕事ですので、とりあえずリストにあるソフトは使ってみて判断しなくてはならない...(涙)。まあ、レジストフィーが1800円ほどですから、まいっか、ということで、Vector経由でシリアルナンバーをオンラインで購入しました。で、その某ソフトを起動してシリアルナンバーを入力して...、え?、なにこのシンプルな画面は。取説もないし、メニューを手探りでさわって見ても....???。高機能編集、と銘打っている割には、QuickTime Player以下...(涙)。

しかも、アプリを起動するたびに、シリアル番号を要求してくる...。レジストしたのをアプリが覚えてくれないんです(涙)。

正直なところ、作りかけというか、できそこないというか。これでカネ取るなよ〜。

普通、オンラインソフトの作者の方には作ってくれてありがとう、作ってくれた心意気に感謝、といきたいところなのですが、このソフトだけはカネかえせ〜、としか言いようがありませんでした。 半分以上詐欺だよね。

2004.05.10 @FreeD その3

で、しばらく、USB経由のPowerMac G4で使っていますと、ダウンロード中でも数分間くらい経つと、受信がゼロになってしまうトラブルに見舞われるようになりました。何度も再送要求しても、局から送ってくれないの...(涙)。これでは使い物にならないので、いろいろ試してみたところ、PowerBook G4のPCカード接続ならそんな妙なトラブルは皆無なので、どうも、Slipper MiniでUSB接続していることに原因があるそうです。

で、今のところPowerBook G4で使っておりますが、問題なく使えております。

また、電波状態が悪ければホームアンテナの設置も覚悟していたのですが、その心配もなさそうです。実行速度的にも64kbpsの約8割がでてますし、通信がとぎれることもありません。ということで、しばらくこれで使っていって見ます。

初代Titanium PowerBook G4 + P-in 1S、Mac OS X 10.3.3。

私の場合、受信状態のせいで、AirH"から@FreeDに乗り換えた、というまれな例ですが、一般的には、AirH"を選んだ方が良いと思います。なにしろDocomoがPHS事業に今後どれだけ力を注ぐかを考えると、ほとんど将来性はなさそうですし(一方、DDIPocketは期待できます)、なによりMac OS X非対応なので。今回のようにシンプルに接続するだけならMac OS Xデフォルトでできるにしても、AirH"のトルネードWebのような圧縮送信サービスであるネットハイウェイはWin版が最近登場しましたが、Macにはとても期待できませんから。

なお、体感速度的には、調子のよいときのAirH" 128kパケットに比べると@FreeDの64kPIAFは確かに遅い気がします。が、AirH" 128kはなにせパケット通信なので調子が悪いことも少なからずあります。調子の悪いときのAirH" 128kパケットと比べると、体感的には64kPIAFもどっこいどっこい(か、ほんのちょっと@FreeDの64kPIAFが遅いか)、の印象を受けます。

また、ドーマント(最初64kで接続したとして、ある一定時間利用がなかったら32kに落とす仕組み)に関しては、通常のWebブラウジングを続けている分には、なんの問題もありません。Webブラウジングしたあと別の作業をして、その後に気分転換にまたWebブラウジングをする、といった場合には、32kに切り替わっているので遅くて気付く、といった性質のものです。ですから、特に問題はないでしょう。

最初64kで接続したあと、(ドーマントを避ける目的で)一定時間ごとにpingを打つようなユーティリティソフトを使う(ことで回線を連続使用しているかのようにふるまう)という行為をなさっているWindowsユーザの方々もおられるようです。また、こんなユーティリティソフトがMac版にはない、と嘆いておられるMacユーザの方までおられるようで...(メールソフトで一定間隔でメールチェックするようにすれば良いだけでしょうに)。

でもね、無料だからといって、常時接続しっぱなしに「しなくてはならない」訳で無し。使わないときは接続を切って、使うときは接続する、というやりかたが正しいと思いますよ。実質的に使いもしないのに「回線を占有する」というのは、他のユーザに迷惑をかけることになりますから(Docomoが回線を増やさないからいけない、という言い分もありましょうが、もしDocomoが回線を増やすとしても、その費用はユーザみんなが負担するんですからね)。

 

 

2004.04.25 @FreeD その2

AirH"か@FreeD用のカードは3種類しかなく、いずれもコンパクトフラッシュタイプです。AirH"のように、USBタイプやらMMCタイプはないので、あまり迷うことなくP-in 1Sを選びました。PowerMac G4で使いたいので、サン電子のSlipper Miniという(通信に対応しているというのがふれこみの)CFカードリーダーも買い、USBに接続します。

で、Mac OS Xでそれなりの設定を行いますと...、うん、ちゃんと接続されます(32kでなく)しかも64kで。

設定のポイントとしては、このふたつくらいかな。

モデムの種類で「Docomo P-inシリーズ」を選ぶこと。

もし、Docomoの無料アクセスポイントmoparaを使うなら、アカウント名とパスワードにはなにか文字を入れておくこと(moparaの使い方説明では、両者とも空欄でよい、とありますが、Mac OS Xの[インターネット接続]では、両者になにか文字を入れておく必要があるようです(空欄ではダメです)。

なお、@FreeDの特徴としては、

32k/64kbpsのPIAF接続であること(AirH"は、64k/128kbpsのパケット通信)。

価格は、つなぎ放題、月4〜5000円の価格帯。

ドーマント。最初64kで接続したとして、ある一定時間利用がなかったら32kに落とす仕組みがある

といったところがあげられます。 これらについても、後日ふれましょう。

(続きます)

2004.04.20 @FreeD その1

訳あって、AirH"から@FreeDへ乗り換えました。訳といっても、勤務先のオフィスの部屋が変わったので、AirH"の受信状態が悪くなっただけですが。

これを機会に、PHSはもちろん、CDMA WINやFOMAも含め、データ通信の最新事情を調べたのですが、自分に合致したモノはあんまりないものなんですねえ。

価格:5000円/月が上限。パケット量は、25万パケット程度を想定。定額制ならば通信速度は遅くても妥協します(待ちます、私)。

これで、CDMA WINやFOMAは候補から落ちました。1年後に状況を見直すことにいたましょう。やっぱりPHSだなあ。

電波状態:電波状態をチェックする機器等を貸し出すサービスがあること。最悪の場合(電波状態が不良の場合)、窓際にホームアンテナを置いて「中継」できること。

ここでいうホームアンテナとは、中継器のことであって、「壁際にアンテナ、そこからパソコンまで部屋の中をケーブルをはわす」タイプ(←これなら、CDMA WINやFOMA、AirH"、@FreeDもあり)ではありません。
これにより、AirH"は候補から落ちました。もともとAirH"を使ってきましたので、ホームアンテナ的機器があれば、と思ったのですが...。たしかに、音声通信の場合DDIPocketで「中継器」的機器のレンタルサービスがある、とのことでしたが、これはデータ通信には使えないそうです。

次に、NTT Docomoに問い合わせたところ、電波チェック用にホームアンテナの無料貸し出しがあるそうです。早速、これを借りてきて、オフィスでの電波状況を確認したところアンテナ二つ立ってますので、なんとか電波は届いていることはわかりました。

ということで、DocomoのPHSが最終候補に残りました(というか、他に選択肢なし(涙))。価格的には、やはり@FreeDでしょうか。

さてさて、とはいえ、DocomoのPHSは公式にはMacには非対応なんですよね。とはいえ、成功例の報告もありますし、@FreeD P-inシリーズ用のモデムスクリプトもMac OS Xにはデフォルトで用意されていますから、たぶん大丈夫だろ〜なと見切りを付けて、契約しました。

(続きます)

 

2004.04.05 映像詩 里山

4月3日放映の NHKスペシャル 映像詩 里山「命めぐる水辺」は、すばらしかったなあ。ほのぼの。
ヨシノボリ、カイツブリ、サギ、トンビ、三五郎さんと役者も揃っていたし。

根気のいった撮影、斬新なカメラワークもすばらしかった。

 


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