Mac.una Matata !!

2002年03月のMac.una Matata


 

2002.03.27  最近のMacDTV.com

年度末恒例の海外巡業(本業で、欧米の支社や研究所をめぐる旅。プライベートの辺境の旅ではございません)なもので、(Macworld Expo期間も含め)不在にしております。今週末までまともな更新はできそうもありません。

それにしても、なんで年度末の時期にExpoをもってきたんだよ。>アップル

 
 
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2002.03.18  今日のいらっしゃいませ

infoseekからキーワード[手軽に食べれる]でお越しになった方、こんにちわ。お手軽ビデオ編集あたりでひっかかったんでしょうが、なぜに、このキーワードでMacDTV.comがリストのトップになってしまうのでしょう(笑)。

ちなみに、食べれるって「ら抜き表現」なので、どうも気になってしまいます。で、[手軽に食べられる]と入力してみますと、今度の検索結果は妥当なものです。infoseekの検索エンジンも「ら抜き表現」は嫌いなようですね。

 

2002.03.14  Yahooジャパン

カテゴリー型ポータルの最大手Yahooジャパンですが、MacDTV.com
ホーム > コンピュータとインターネット > マルチメディア > ビデオ
に掲載されております。

3月6日から、(新カテゴリができたのかな??)
ホーム > コンピュータとインターネット > ハードウェア > 周辺機器 > デジタル映像機器 > ビデオ編集機器
というところにも、MacDTV.comも掲載されるようになりました。 まあ、このカテゴリ、うちを含めて数サイトしか掲載されていないので、新設カテゴリなんでしょうね。

それはそうと、Yahooって、最近なかなか個人サイトは掲載されなくなっているそうですね。MacDTV.comの登録当時(1988年)は、自薦でOKだったようなのですが。すぐに掲載された上、コメントの修正もしてくれましたっけ(笑)。

でも今じゃ自薦しても(社内審査があるらしく)9割方ダメなようで、しかも、1回はねられるともうダメ、なんてうわさも...。なかなか厳しい世の中になったこと。

結局、カテゴリー式ポータルサイトだと、吟味された特選サイトだけ、という方向性に向くんでしょうね。玉石混淆型だと、ロボット型検索エンジンに任せればよいのですし。
となると、「誰が」特選サイトを吟味するか、という話しになりますから、こうなると、AllAboutジャパンのように「その道のプロ」が厳選した方がいいんでしょうね。

という意味で、Yahooジャパン、中途半端になって来ている気がしますが、中途半端こそ「大手の証し」なのかもしれませんね(笑)。

 

 

 

2002.03.12 コピープロテクト.3

間が空きましたが、やっぱり、この話し、続きます。じゃあ、あんたはどうなのさ、ということで。

創作者には著作権があります。わたしみたいなアマチュアでも、自分の作品??(笑)の著作権を所有しています。ここまでは、どなたも異存ありますまい。
で、その先、著作権を商売に利用する、というところが、一連の問題のポイントなわけです。

商業制作者は自分の著作権を利用して商売することが法的に認められている以上、商業制作者の利益を損なうようなことには対抗措置を執る、という主張ですね。
商業利用の際にも、ユーザには私的複製権(第五款 著作権の制限(私的使用のための複製))が認められています(家庭内での使用に限り...なんて文言の注意書きがそれです)。ですから、いわゆるリッピング行為自体は、違法ではありません。
しかし、リップしたMP3ファイルを友人にあげたりすると違法になります(もちろん、ホームページで公開するなんてことは、言語道断です)。
また、コピープロテクト措置があるものを外して利用することも違法です(こんな行為は、ユーザに認められている私的複製権を逸脱(著作権法第三十条 二)しています)。

というようなところが、基本線なのですが、一方で、わたしからもレコード会社に対し言い分はあります。アマチュアクリエータとしてのわたし、そして、一般ユーザとしてのわたし、というふたつの立場から。

アマチュアクリエータとしての立場からすると、
そもそも、著作権は「文化振興」のためのものです。また、著作権法
第一条 この法律は、著作物並びに実演、レコード、放送及び有線放送に関し著作者の権利及びこれに隣接する権利を定め、これらの文化的所産の公正な利用に留意しつつ、著作者等の権利の保護を図り、もつて文化の発展に寄与することを目的とする。
にあるとおり、そして、音楽の利用も認めています。ですから、著作者にお金を払う、といった著作者等の権利は守りますから、アマチュアクリエータたるわたし達に、もっと簡単な手続きで曲を使用させてください。
そういった意味で、
CDには「漠然と著作権法で守られてます」なんて書くんでなく、曲ごとに著作権者(大抵、複数の方が関わっています)と使用許諾窓口を明示する、といった「義務」を果たしてください。また、ソフトウェアの様に、使用許諾を添付してください。あいまいな短い記載だけでは、説明責任を果たしていません。曲を利用するには具体的にどうすればよいか、説明を記載をしてください。
また、レコード会社たる著作権者から見た、公正な利用というのは、集金システムがあればかなりの部分解決するんじゃないですか。それなら、自前で集金システムを作ってください。そうしないと、著作権法の精神である文化の発展を妨げていることになりませんか??。

また、一般ユーザとしての立場からは、全曲、曲見本を聴けるようにしてください。
CDって、ジャケットを空けて、実際に聞いてみるまで判らない、ってあまりにあこぎな商売じゃないですか!!。ジャケット写真のイメージか、帯のキャッチコピーしか判断材料がない、ってあんまりじゃないかと思います。これじゃ、客にとっては賭けですよ。それに、こんな賭けをするんだったら、そもそもCDショップはいらないですよね。通販となんらかわらないんですもの。
最近では店頭にヘッドフォンがあって、試聴できるようになりました。が、これは、販売促進の意味合いが強く、客への「義務」として、全曲、どんなかんじか見本を聞かせないと、フェアな商売じゃないよなあ。
本屋さんですら、立ち読みできるわけだし。どうみても「公正な商習慣」とはいえないのですが。

もちろん、これらを果たしていないからといって、不法コピーしてもよい、ということを言っているわけではありません。ビジネスに関わるくらい売り上げにひびく、というのも、全産業からみてもゆゆしき大問題には違いありません。ありませんが、こういった「義務」を果たさないで「コピー措置を搭載しました」って言われても、アマチュアクリエータとしてのわたしとしても、一般ユーザとしてのわたしとしても、どうも、すっきりしません。

 

2002.03.07 コピープロテクト.2

やっぱり、この話し、続きます。

ところで、CDS方式は、現在、WIN 95/98/Meや、WIN NT4.0(SP4) /2000 /XPのみ対応で、Mac対応はまだ、というところも気にくわないところであります(笑)。

CDS方式では、そもそもオーディオトラック自体はパソコンでは再生できないようになっており、所詮、Extraトラックに置いてある「見本」の曲データのみが利用できる仕組みのようですね。エクストラトラックには再生ソフトも入っているようで、この再生ソフトがMac非対応なのでしょう。となると、将来CDSの新バージョンでMac対応になったとしても、それまでの間の期間に発売されたコピープロテクトCDは救済されない(Mac非対応)のまま、なんでしょう。ここも気分的に気にくわない(笑)。
ただ、CDSのバージョンに関わらず、iTunesやQucikTime Playerでのリッピングはできないわけで、これらのコピープロテクトCDをMacで再生すること自体が無意味になってくる訳ですから、まあ、そんなこと考えても仕方ないことなのでしょうか。

ちなみに、エイベックスのページでは、
通常のCDプレーヤー、DVDプレーヤーでの再生は可能。但し、MP3再生対応CDプレーヤー及びCD-ROM再生方式を採用するカーオーディオ(CD-ROMドライブを利用したカーナビ等と一体化されたもの等)では一部再生されない機種もある。
と記載されているだけですが、さてさて。今の多機能プレーヤーは、実態はパソコンのようなものですから、どうなりますことやら。
もし、これでトラブルが起きた場合には、当然、返金してもらえるのが道理ですが、エイベックスのページには、RETURN POLICY(CDSに起因する障害が起きた場合、全額返金すること)が明記されていないのも、フェアじゃないなあ。
まあ、CDのジャケットにどんな記載がなされるかが、興味あるところです。
また、CDショップへの周知もどうなるか。店頭でトラブルが起こらないといいですけど。

ちなみに、著作権法上、ユーザには私的複製権は認められています。しかし、コピー防止措置のあるソフト(音楽CDも含む)の場合、コピー防止措置を外してまでの複製は違法(こんなケースは私的複製とは呼ばない)になりますので、仮に、CDS方式やぶりのリッピングソフトが登場しても使ったらダメですよ。

CDSでコピープロテクトされた音楽CDも、MDへのデジタルコピーは可能です。これは、私的複製権を認めている、ということでもあり、また、MDにはSCMSでコピープロテクト(3世代目へのコピーは不可)されてますので、そういう背景もありそうです。
つまり、iPodのように、(Finderからは個別の曲が見えず、しかも)別のMacにiPodをつないでも複製不可、というような措置が取られていたらいいわけですね。iTunesの場合は、1曲を1つのMP3ファイルにしますし、このファイルはコピー可能なので、このままだと問題アリですが...。

まだまだ、続きそうな気がする、このネタ。

 

 

 

2002.03.06 コピープロテクト

相変わらず、「DVD + コピー」という検索キーワードで、MacDTV.comにお越しになる方々が多い今日この頃。まあ、このページが検索エンジンでひっかかっておるんですが。

ところで、日本でも音楽CDにコピープロテクトを付け始めましたね。エイベックスが国内初、となったわけですが、このページに、ここに至る経緯の詳細について、こんな風に説明してあります。

日本のオーディオレコード総生産金額は、1998年の6075億円をピークに3年連続で減少し、昨年は5030億円と3年間で約1000億円減少しました。消費低迷や消費支出の変化など要因は様々考えられますが、その最たる要因はデジタルネットワーク上における市販CDの違法利用による販売機会の損失であると、我々は判断しています。

言い分は別にして(笑)、びっくりしたのが、日本のオーディオレコード総生産金額が、たかだか5〜6千億円規模、ってところ。これって、例えばあの雪印の昨年の売り上げが4千億円弱、なんてことを考えると、びっくりしてしまいます。すこしでもロスを防ぎたいってのは、人情としてはわかりますね。まあ、邦版のみの集計で、外版はカウントされてない、といったことがあるのかもしれませんが。

エイベックスが採用したMidbar Tech社のCactus Data Shield(CDS)方式は、例によって「音楽CDの情報をわずかに変化させ、音質を保ったままコピーを防止する」とのふれこみなのですが、音楽好きにはかちんとくる言い方ですねえ。MP3の「音質を損なわない程度に圧縮する」っていいかたもそうなのですが(笑)。

やっぱり、(言っちゃ悪いがエイベックスに代表されるような)大量消費型商業音楽での事象なんでしょうね、CDのリッピング、MP3、ファイル交換...、なんてことは。
例えば、思考実験として、芸術としての音楽なんて立場に立てば、クラシックでこんな諸々の事象は起こるわけがないことはすぐに判ります。結局、ポイントは「商売」な訳です。

こうなってくると、Jobsの「レコード会社は消費者に対する支配を緩めるべき」との指摘の方が、理にかなっているなあ。
Jobs氏はまた,インタビュワーに,Appleはコンシューマーの80%はデジタルミュージックにお金を出したいと考えているが,「そのための選択肢はだれも与えていない」と話している。
といった指摘はもっともで、要は、ネット経由でのデジタルミュージックの「集金システム」があれば、 レコード会社側の「利」(利益)も、ユーザ側の「利」(利便性)も両立する訳ですよねえ。

なんか、このネタ、続きそうな気がします...(笑)

 

2002.03.05 今日のなんだかなあ

勤務先に、仕事時間中、と、セールスっぽい電話が。こんなときは、逆ギレされてもつまらないので(笑)、丁寧な応対に限ります。

今日は、「お仕事中、お忙しいところ、失礼します」と、電話口で丁寧な口調でしゃべりはじめるので、こちらも丁寧に「仕事中で忙しいので、失礼します」と、相手のいうことをそのままオウム返しして受話器を置きました。

 

 

 

2002.03.03 締め切り際の魔術師/CGWORLD誌

訳あって、のワークスコーポレーション社発行のCGWORLD誌(2月28日発売)を見ておりましたら、「DVDで作ろう、映像コレクションなる」特集が。興味があるのでぺらぺらを読んでおりましたら、DVD Studio Proの記事もしっかりあって、じっくり読んでおりますと、執筆者がMacDTV.comタスクフォースサイトのMac Power DVD・野口力さんなんですね。Macのページが少ない中、奮闘いただきありがとうございます(笑)。

さて、本誌を眺めたわけは、わたしも(野口さんに引き続き(?))次号のCGWORLD誌にお世話になることになったため、どんな雰囲気の雑誌なのか、あわてて調べておったというののが実体です(笑)。編集部の方、ごめんなさい、今まで拝見したことがございませんでした。

しかも、次号(3月末発売号)にもかかわらず、今現在、原稿ができておりません...。まさに、締め切り際の魔術師であります。

それはそれとして、特集では、Mayaを使ってMacとPCのベンチマーク対決、なんて企画もあるようなので、楽しみです。例えば、PowerPC G4 1GHzデュアルとXenon 2.2GHzデュアルだと、結果はどうなんだろう。

そういえば、Mac OS X版Mayaは3.5.1なんですね、WIN版、Linux版、IRIX版は4.0なのに。

 


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