ビデオ合成をする
- Video Overlay -
ビデオ合成とは、ベースビデオの上に、ほかのビデオや2D/3D CGなどを重ね書きする効果です。ピクチャー・イン・ピクチャーやタイトル入れ、ブルーバックなどが代表的です。
ビデオ合成とは、ベースビデオ*)の上に、「他のビデオ」**)を重ね書きするといった効果です。
*) ベースビデオとは、たいていの場合、撮影した実写ビデオでしょう。
**)その上に重ねる「他のビデオ」とは、別の実写ビデオや、ほかのソフトで作った2D/3Dの静止画画像/動画画像(アニメーション)などでしょう。
これは、2D CGソフトでいうレイヤーと同様「透明シートに画像を描き、元画像の上に重ねる」という仕組みと考えれば良いでしょう。ただし、DTVソフトでは、レイヤーではなくビデオトラックと呼びます。
ビデオ合成にはいくつかあります。
ビデオ画面の上にCGを載せることをビデオ・オーバーレイ、ビデオ画面の上に別のビデオを小画像サイズで表示することをピクチャー・イン・ピクチャー(P
in P)といいます。タイトル入れも、ビデオトラックの上に、タイトル画像を重ねたものですから、合成の一種といえます。
また、人物をブルーバックで撮影しておき、青色部分を透明として扱うことで、背景と人物の合成を行う「ブルーバック」という合成手法も、古くから活用されています。
iMovie '09では、P in P、タイトル機能、ロゴ入れなどの静止画のオーバーレイ、グリーンバックなどの機能が搭載されているので、本格的DTV編集ソフト顔負けのビデオ合成効果を楽しむことができます。
iMovie '09のP in P効果の例
とはいえ、iMovieは、基本的には、シングルビデオトラックのソフトです。やはり、マルチトラックを簡単に使える、Final
Cut ExpressやFinal Cut Pro、Premiere Pro等の方が、ビデオ合成がやりやすいことは確かです。もちろん、ハイエンドまで見渡すと、AfterEffectsやShakeを始めとして、より高機能/高価なソフトも用意されているくらい、ビデオ合成は奥が深い世界です。
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