Mac側の準備をする
- Preparation -
快適にビデオ編集を行うには、Macの環境もそれなりに整える必要があります。HDDやメモリの増設などハードウェア面について、また、Mac
OS Xや編集ソフトの環境設定などソフトウェア面について、簡単に解説します。
HDDの増設
メールやインターネット、ワープロといった一般的なPC用途と異なり、ビデオ編集をすると、あっという間にHDDの容量を消費してしまいます。Mac内蔵HDDだけではどうしても窮屈になりがちですので、外付けのHDDを増設することを強くお勧めします。
[初級編] HDDの増設:1時間のビデオを編集する場合、どのくらいのHDD容量を消費するか
[初級編] HDDの増設:Mac機種別HDD増設法
メモリの増設
DTVを行う場合、Macの標準搭載メモリだけでは不充分で、増設した方が良いです。
とはいえ、iMovieなどのカジュアルDTVの場合、"非常識なほどの増設"をする必要はありません。メールやインターネット、ワープロといった一般的なPC用途を快適にするためのメモリ増設でも、そこそこ快適にDTV作業ができるはずです。
非常識なほどの増設...
(Macの性能もまちまちですので、ひとことでは言い難いのですが)、たとえば5万円も10万円も、といった高額投資のこと。Mac購入時に「メモリ増設もいかがですか?」と問われて、金額的に支払えるくらいで結構です。
余談ですが、Mac Proで本格的DTVをする場合は、メモリ増設にこれだけの額の投資も珍しくはありません。
Mac側の設定
今や、Mac OS Xは賢いので、DTV時に特別な設定をする必要はありません。
その昔は、Mac自体の性能も低く、かつ、OSもそれほど賢くなかったので、いろいろコツがありましたが...。
わずかに、気をつけてほしいことは、次のとおりです。
FileVaultは使用しない
DTVをするときは、ユーザフォルダをFileVaultで保護してはいけません。
管理者権限ユーザのみがログイン
マルチユーザ環境でMacを利用している場合、DTVを行う時は、
管理者権限ユーザとしてログインすること、かつ、その際に他ユーザはログインしていないこと。
管理者権限ユーザとしてログインして、DTVする方が無難です。また、DTVしているバックグラウンドで、別ユーザのための処理が動かないように、ほかのユーザにはログインさせないようにしてください。
ファイル共有などを停止させる
DTVしているときは、ファイル共有、プリンタ共有、Web共有、FTPサーバなど共有系ネットワークサービスを切り、ネットワーク越しに別のマシンから操作される(ことによるパフォーマンス低下)を避けてください。
その他の注意事項(DV, HDVユーザのみ)
[ 初級編 ] (DV, HDVユーザのみ向け)特にテープ書きだしの際に注意すべきこと
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