MacDTV.com
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News
and Message
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2004年01〜03月
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フラッシュバック社が、After Effects用プラグインソフトAurora WATERの発売を開始しました。
同ページのサンプルムービーも見ましたが、水のさまざまな表現(色、色、反射、透明度、波紋、屈折、水没、光線...)を自由に作り出せるので、タイトルバックや3D CGの背景に活用できそうです。
なお、After Effectsのみ対応で、Final Cut Proへは非対応のようです(AfterEffects搭載のの3Dカメラ機能をフル活用してるからかな)。
2004.03.28 Macで始めるDTVコーナー更新 |
Macで始めるDTVコーナーに一部加筆修正、更新しました。
併せて、MacDTV.Search(サイト内検索システム)をSafariで使用したときの表示文字化けトラブルを解決しました
(この原因は、Safariの日本語コード自動認識機能が今ひとつなため。ですから、このトラブルはInternetExplorerやNetscaper Navigaorなどでは起こりません)。もっとも、これまでもSafariでも手動で「表示]←[テキストエンコーディング]メニューで[日本語(EUC)]に切り替えて頂ければ、MacDTV.Searchの検索結果は正しく表示可能でしたが、今回この手間をはぶくことができます。今後とも、MacDTV.Search、ご愛顧の程を。
フォーカルポイントコンピュータ社が、10bit非圧縮SDビデオキャプチャカードDeckLink Extremeを発表しました。
アナログデッキ接続用にアナログコンポーネント入出力、デジタルデッキ接続用にSDI入出力。HDファイルのダウンコンバージョン再生。Final Cut Pro 4のRTExtreme対応。
2004.03.30追記 本日より出荷開始。
2004.03.21 MacでTV録画コーナーに追加 |
MacでTV録画コーナーに、日本デジタル家電社のHDDレコーダ ロクラクのレビュー記事を公開しました。
MacでTV録画コーナー、TV録画関連製品レビューも結構揃ってきましたね。
AVWatchのこの記事によると、独ハーノバーで開催中のCeBIT 2004で、ソニーブースにてHDVに対応したHDVカムが参考出展されているようです。価格、発売時期などは未発表。
うーむ、わたしの次のマシンはこれになっちゃうのかな(笑)。
お待たせいたしました。MacDTV.forum(掲示板&メーリングリスト)の2004年2月分過去ログをダウンロードできます。スレッド型表示で、読みやすくなっております。
また、これまで通り、MacOS(8.5以降)のSherlockの「内容で検索(Find By Content)」を使用できるように、掲示板&メーリングリストを「1発言1ファイル」に切り分けてあります。Sherlockを使用した過去ログ検索のヒントについては、Sherlockを使ったオフライン検索法に記載してあります。
オートディスク社が、discreet社のcombustion 3 Mac版を販売開始した、と発表しました。
combustionは、ビジュアルエフェクト、モーショングラフィックス、 3D合成といったところが得意技ですし、\150,000-という新価格からいっても、真っ向からAfterEffectsをぶつかりますね。AfterEffectsのStandard版とProfessional版との中間辺りを狙った、お手頃価格ですねえ。
なお、Windows版はすでに発売されていました。
DVD Studio Pro 2.0.5アップデートが公開されました。[システム環境設定]の[ソフトウェアアップデート]にて。
「DVD Studio Pro 2」で DVD-9 プロジェクトの制作を行うすべての方に「DVD Studio Pro 2.0.5 」へのアップデートをお勧めします。このアップデートにより、2 層間切り替えポイントの設定機能が改良されます。
関連TIL 93500 DVD Studio Pro 2.0.5 の機能向上
とのことなので、それ以外の方にとっては必須ではない、ということ?!(笑)。
フォーカルポイントコンピュータ社が、Final Cut Pro/Final Cut Express用エフェクトプラグインセット、CGM DVE Vol.3+とCGM DVE Completeの販売を開始した、と発表しました。
フォーカルポイントコンピュータ社が、10bit 非圧縮編集が可能なキャプチャカードPipe、Pipe SDI、Pipe PROを発表しました。3月下旬出荷開始予定。
Pipeシリーズの3モデルはいずれも、10bit 非圧縮 SDをサポートしている他、セカンドデスクトップ機能、After EffectsやDiscreet CombustionからのビデオプレビューのNTSCモニタ出力などの機能も有しています。
3モデル間の違いは、入出力端子類にあり、
Pipe(¥128,000-)は、アナログコンポジット/Sビデオ入出力、2チャンネルアナログオーディオ(ステレオミニジャック)入出力、ゲンロック(SまたはRCA)、
Pipe SDI(¥128,000-)は、SDI入出力、AES/EBU入出力、RS-422端子、
Pipe PRO(¥168,000-)は、SDI入力1/出力2、アナログコンポーネント出力、アナログコンポジット/Sビデオ出力、AES/EBU入出力、2チャンネルアナログオーディオ出力、RS-422端子
となっています。
2004.03.14 MacでTV録画コーナーに追加 |
MacでTV録画コーナーに、ピクセラ社CaptyTVシリーズ付属のTV録画ソフトPixeStationTVのレビュー記事を公開しました。
オービット社クリエイティヴスイートが、10bit非圧縮HD編集ソリューションXtremeSuite
DLHDの発売を発表しました。
Blackmagic Design社のDeckLink HDやFinal Cut Proをベースとしたテンキーシステムです。
2004.03.07 MacでTV録画コーナー開設 |
本日から、MacでTV録画コーナーを開設しました。
MacDTV.comは、Macでお手軽ビデオ編集、なので、ビデオ編集がメインのサイトです。ところが、アクセスログを解析していると、TV録画関連のキーワードで検索されている例が顕著に目立ってますし、また、私自身も雑誌・出版関係の方々からも原稿執筆のお誘いを立て続けに受けています。
そこで、TV録画系(TV録画、DVD-Videoでコレクション、MPEG...等)の話題を集めてみることに致しましょう。題してMac De TV(笑)。MacDTV.comと一字違いのところがミソ。
このコーナーでは、旧Macで映像円盤制作の内容を改稿して記事を徐々に追加してゆくとともに、
各種製品レビュー(ロクラク、GV1394TV、ADVC-200TVなどのレビュー記事を準備中)や、
画質比較(GV1394TV、ADVC-200TV、Captyシリーズ(CaptyTV/USB、CaptyTV/PCI、CaptyTV/FireWire...)、Rec-On、ロクラク、DVD
Studio Pro、iDVDなどの記事を準備中)データを公開してゆきます。
なお、これにあわせて、MacDTV.comの見た目もAqua調デザインに変更してみました、春ですし。といっても、現時点での模様替え完了は、このトップページとMacでTV録画コーナーくらいなのですが(笑)。
management@macdtv.com(xxxxxの部分は、あるいは他の任意の文字列)というメールアドレスから、
Dear
user of Macdtv.com gateway e-mail server,Your e-mail account has been
temporary disabled because of unauthorized access.Further details can
be obtained from attached file.
Have a good day,
The Macdtv.com team http://www.macdtv.com
といった内容のメールが送付されてきた方々へ。
これは、もちろん、MacDTV.comから発信したものではありません。いうまでもなく、ウイルスが@macdtv.comのメールアドレスを騙(かた)っている(=なりすましている)のです。
おそらく、W32.Beagle.K@mmと思われます。ドメインネーム(@以下の部分)を適当に選んで、勝手な(架空の)メールアドレスを作っているようです。実際、@mac.comも、同様に騙られてちゃっているようですね。
Windowsユーザの方、こんなウイルスメールを受信しても、添付のMoreInfo.pifファイル(やzipファイル)をダブルクリックしないでください。Macには感染しないだけに、MacDTV.comとしても腹立たしい限りです。
iDVD 4.0.1アップデートが登場しました。[システム環境設定]の[ソフトウェアアップデート]にて。
DVD の制作/ディスク作成中の信頼性が向上します、とのことです。
2004.02.23 ネットワークメディアプレーヤAVeL LinkPlayerレビュー |
アイオーデータ社のネットワークメディアプレーヤーAVeL LinkPlayerをご紹介します。
AVeL LinkPlayerは、家庭用DVDプレーヤーと同様のDVDビデオ/VideoCD/オーディオCD再生機能を備えているだけでなく、ネットワークメディアプレーヤー機能も備えています。
ネットワークメディアプレーヤー機能とは、MacとAVeL LinkPlayerとをLAN接続しておけば、Mac内に保存したビデオ/オーディオ/静止画ファイルを、ネットワーク越しでAVeL LinkPlayer上でTV再生できるというもの。つまり、Macを「放送局」として、LAN経由で「放送」される番組をAVeL LinkPlayerで「受信」しTV再生して楽しむことが出来るわけです。
とてもおもしろい製品ですので、詳しくレビューして参りましょう。
フォーカルポイントコンピュータ社が、Ultra 320 SCSI対応RAIDシステム MediaVault U320-Rを発表しました。
MediaVault U320-Rは、(SCSI HDDに比べて)安価なATA HDDを5台内蔵してRAID0またはRAID3ボリュームとし、MacとはUltra 320 SCSIで接続する、といったシステム構成です。製品仕様に、平均データ転送速度 200MB/秒、と明記してあるのがすごい。
Xserve RAIDも、HDD自体はATA、Macとの接続はFiberChannel、となってますから、似たような発想ですね。
勤務先でXserve RAIDを使ってますが、速いですよ〜。
ソフトウェア・トゥー社が、Avid社がAvid
XpressDV 4の年度末キャンペーン(¥108,000-)を行う、と発表しました。
Final Cut Proが¥98,000-なので、もう一息、がんばって(笑)。
また、ソフトウェア・トゥー社は、Avid XpressPro & Avid Mojo DNAセット乗り換えキャンペーンについても発表しています。
2004.02.13 Avid DV Codecの研究 |
実験方法を掲載して欲しい、とのリクエストがありましたので(ごもっともです)、Avid DV Codecの研究に追記致しました。
余談)なぜこんな実験をしたかというと...。
現状のFinal
Cut Pro + Apple DV Codecで不満があるといえば、ひとつには、テロップなどのCG的図柄における「にじみ」かもしれません(もとより自然画だと不満はありません)。
なので、Apple DV Codecでなく、Avid DV Codecに切り替えて使用することで、にじみの改善が期待できるのならば、と思って、Final
Cut Proのテキストジェネレータ系の画像で試してみたんです。(もちろん、それが成功した暁には、色味の変化などさらに詳細な検証が必要になってくるのでしょうが...。
ところが、この結果を見る限り、Final Cut ProでAvid DVに切り替えて使う、という格別の意味(=圧倒的な画質のよさ)もなさそうなので、色味の問題の検証も含めて急速に興味を失ってしまいました(笑)。
なお、Final Cut Proで、Apple DV CodecでなくAvid DV Codecに切り替えて使用するには、[オーディオ/ビデオ設定...]の[シーケンスのプリセット]タブで、カスタムプリセットを作成します。ビデオの圧縮を[Avid DV]にすればOKです。このカスタムプリセットを使用すれば、そのプロジェクトではApple DVでなくAvid DVで処理できます。
この辺が、Final Cut Expressと異なり、汎用的な(例えばCodecを切り替えることが出来る)Final Cut Proの強みですね。
お待たせいたしました。MacDTV.forum(掲示板&メーリングリスト)の2004年1月分過去ログをダウンロードできます。スレッド型表示で、読みやすくなっております。
また、これまで通り、MacOS(8.5以降)のSherlockの「内容で検索(Find By Content)」を使用できるように、掲示板&メーリングリストを「1発言1ファイル」に切り分けてあります。Sherlockを使用した過去ログ検索のヒントについては、Sherlockを使ったオフライン検索法に記載してあります。
Final Cut Express 2.0.2アップデートが公開されました。ソフトウェアアップデートにて。
Final Cut Express 2日本語版をお買いになった方は、2.0.1だったでしょうから、アップデートしましょう。
フォーカルポイントコンピュータ社が、HDV編集ソリューション、Pro Indie HD Toolkit、Indie HD Toolkitを発表しました。
メールでプレスリリースが届いたんですけど、今日現在、サイトにはプレスリリースがみつかんない...??。
日本ビクター社のGR-HD1から採用が始まったHDVフォーマット。これは、従来のDVテープに、HDのビデオデータを(従来のDVフォーマットではなく)MPEG2形式で記録するものです。それ故に、現状では、DVのような気軽さでMacで編集という訳にはいきません。理由は、大きくみっつあります。
第一点目。
HDVは、通常のDVのように「FireWire接続してMac上からDVキャプチャー」という訳にはいきません。QuickTimeキャプチャー機能が、HDVに対応していないからです。ですから、HDVカメラからMacへデータ転送するツールが、XtractorHDVです。
第2点目。
こうして、Mac上にデータを転送してきたとしても、MPEG2データなので、Final Cut ProなどでDV並に自由に編集、というわけにはいきません。QuickTimeは、(別売りのQuickTime
6 MPEG2再生コンポーネントを使用しての)MPEG2再生、(Compressorに搭載されているQuickTime MPEGエンコーダを使用しての)QuickTimeムービーをMPEG2書き出し機能しか搭載していませんので、QuickTimeムービーなみに自由にMPEGをハンドリングすることはできないのです(MPEGは元々編集に向いてないのです)。それに、最終的にレンダリング後のデータはHD
MPEG2とする必要もあります。これが、Pro Indie HD Toolkitに付属するMPEG Power Professional DTVHDであり、Indie
HD Toolkitに付属するXportHDの役割です。
第三点目。
現状、HDVで撮影・編集する用途は、HDVテープに書き戻してTVで再生といった家庭用途というよりも、デジタルハイビジョン制作といった業務が主でしょう。ですので、Pro
Indie HD Toolkit、Indie HD ToolkitにはHDVカメラに書き戻す機能はありません。そのかわり、(業務用途を前提としているので)D-VHSデッキへとFireWire経由で編集済みのHD
MPEG2を送ることができます。これをXtoHDが担っています。編集中の画像も、XtoHDのおかげで、FireWire経由D-VHSデッキ経由でTVモニタ上再生確認できるようです。
結構、ヒットしそうなかんじもしますね。ただ、GR-HD1以外の、まとまな画質のHDVカメラが登場してくれないことには、HDV自体がテイクオフできない...(笑)。
ただ、第二点目が、実際にどうなっているか、フォーカルサイトを読む限り、いまひとつよくわかりません。
QuickTime Codecの1種としてHD MPEG2を使えるのかな(理想的には、そう願いたいですが、難しそうですもんねえ)。
それとも、再生はQuickTime 6 MPEG2再生コンポーネントまかせ、レンダリング時はこれらのツールでエンコード、といったやりかたかなあ(これだと、HD
MPEG2を一旦中間ファイル(QuickTimeムービー)に伸張してエフェクト処理して、HD MPEG2で圧縮、といったやりかたになってしまう気が)。どうもよくわかりません。
そんなんだったら、こんなやりかたはいかがでしょ。
(1) XtractorHDVに相当するソフトで、オフライン取り込みしちゃう。
(2) 編集は、オフラインデータ(HDよりもサイズを落とした、(MPEGでなく)QuickTimeムービー)に対して行う。
(3) 編集終了後、XtractorHDVに相当するソフトでバッチ取り込み。
(4) 以降、オンライン編集...。
このやりかただったら、MPEGに由来する編集の不自由さも極力さけることができ、また、非圧縮にしてしまったらデータ量が膨大になるHDデータの不便さも避けることもできる、現時点でバランスのとれたシステムになるような...。
(→)
フォーカルポイントコンピュータ社が、After Effects 6用プラグインソフトLuxを発表しました。
Luxは、コンサートのスモーク越しに照明が当たって光が散乱するような、そんな効果を作ることが出来るAfter Effects 6エフェクトプラグインソフトのようです。
Final Cut Express 2は、本日発売です。果たして進化のほどは...。
GridIron Software社が、Adobe Systems社とのライセンス契約を発表しました。
いま脚光を浴びているグリッドコンピューティング技術。AppleもXgridなどを発表しているわけですが、今のところ科学技術計算などの利用例が大半です。でも、いうまでもなく、DTVや3Dアニメーションといったヘビーな用途にもグリッド技術の利用が期待されます。
AfterEffectsは、これまでネットワークでの分散レンダリング対応など、その価格帯にしては進んでいたわけですが、今回の発表ではさらにGridIron Software社のグリッドソフトXLR8を次期AfterEffects Proに組み込む、とのことですから、かなり本格的なものを期待できそうです。
将来、AfterEffectsに限らず有名どころのDTVソフトにグリッド機能が搭載されるとともに、レンタル・グリッドサーバ(時間貸し)かなんかが安価に提供されると、DTVでのレンダリング作業が一新しそうですね。
フォーカルポイントコンピュータ社が、Go with Final Cut Pro セミナー No.17「10bit SD + HD」の案内を告知しています。
Io、Io LA、Io LD、 AJA KONA-HD、BlackMagic Design DeckLink HD、QuickStream DVなど、同社扱い製品が一堂に会する機会となってます。
2月13日(金)14時30分から、アップルコンピュータ48階セミナールームにて。申し込みはこちら。
iLife '04は、本日発売です。
忙しくって、まだインストールもしてません...。
2004.01.19 Avid DV Codecの研究 |
Avid Express Pro / DVで使用するAvid DV Codecは非常にきれいだ、とのうわさを聴きます。
一度試してみたいなあとは思ってはいたものの、両製品は高嶺の花。試しに手を出すのも躊躇されます。ところが、2003年秋から公開されたAvid Free DVには、Avid DV Codecも含まれていることが判明。これは、試してみるしかないですよね。
ということで、AppleDV CodecとAvid DV Codecを、まずはざっと比較してみました。
フォーカルポイントコンピュータ社が、Power Mac G5内蔵型RAIDシステムG5Jamを発表しました。
ご存じのように、PowerMac G5の内蔵HDDベイは最大2台までで、非常に不便です。
G5Jamは、PowerMac G5は、PowerMac G5筐体内部の「下半分手前側の空間」*)を利用し、「エアディフレクター」兼HDDベイ2基を設置し、ここにSATA HDDを2台設置できるようにします。これらの2台のSATA HDD用にSATA PCIカードとケーブルも付属しています。
*) 下半分手前側の空間:メモリの上空。ちなみに、「下半分後ろ側」には、でっかいCPUフィンがあります。
ただ、無理矢理内蔵しなくとも、外付けSATA HDDを2台SATA PCIカードに接続するだけでもいい気もしますが。SATA(シリアルATA)は、パラレルATAと異なり、ケーブル長は1.5メートルまで可能なので、外付けも可能なのですから。でも個人的には、こういう「無理矢理内蔵」系って大好きです...(笑)。
ただ、もともと重いPowerMac G5なのに、さらにエアディフレクター内蔵でこれ以上重くしたら、簡単には持ち上げられなくなりそうで心配。
さて、こうやって、内蔵HDDを計4台として、どうやってRAIDを組むかというと。
一案としては、4台全部RAID 0にする場合。ただし、Mac OS XのソフトウェアRAIDでは、RAIDボリューム内をパーテーションを切れませんから(ディスクユーティリティで試した限りにおいては。Windows NT/2000系なら標準でパーテーションを切れるのにね)、このRAIDボリュームを起動ディスクにしなくてはなりません。でも、起動ディスクをビデオデータ用に使うのもどうかと。となると、フォーカルの提案どおり、「例えば、OSをインストールした外付けハードディスクドライブを起動ディスクとして使用し、Power Mac G5内蔵ハードディスク4台をビデオ編集用のRAIDシステムとして使用する」、といったシステム構成が現実的でしょう。
次善の案としては、やはり、2台は通常ボリューム(パーテーションも切り放題)、2台はRAIDボリューム、といった使い方もよさそうですが、いうまでもなく、4台RAID時より速度が落ちるのがネックです
ともかく、RAIDボリューム内をパーテーションで切ることができれば、こんな不便さはなくなるんだけどなあ。
ディスクユーティリティでなく、ATTO Express Stripeだと、RAIDボリュームでもパーテーションを切れるようです。
(→)
Final Cut Pro 4日本語版とPowerMac G5の一騎打ちかと思われていたMacDTV of the year 2003-2004。
ところが、ふたをあけてみると、DVD Studio Pro 2とさようなら、PremiereとPowerMac G5の間での三つどもえの争いとなりましたが、今年の栄冠は、PowerMac G5に輝きました。
Final Cut Pro 4を4位に差し置いての入賞、というのも驚きですが、それだけ1〜3位にはインパクトがあったということで。
アップルが、Final Cut Express 2を発表しました。で2月上旬予定。リテール版が29,800円、アップグレード版は9,900円。
●
RT Extremeの搭載、2wayカラーコレクションのRT対応(そうでしょうね、Final Cut Pro 4をコアにしているのでしょうから)、
● カスタマイズ可能なボタン(っなんのこと)、
● Soundtrackとの連携対応(Final Cut Expressのタイムラインに読み込んだり、マーカ付きで書き出してSountrackで読み込んだり...(って当たり前のような...(笑))
● DV取り込みでは、タイムコードの途切れがあった場合でも、自動的に昇順にクリップ名をつけて取り込みを継続(まあ、これまでも裏技で回避できてましたけど...)
など、が改善点のようです。
アップルが、iLife '04を発表しました。音楽の再生、録音、作成ソフトGarageBandがニューカマー。バージョンアップは、iPhoto 4、iMovie 4、iDVD 4。
iMovie 4は、レンダリング速度の向上、タイトル/トランジション/エフェクト機能強化、ブックマーク機能、複数のクリップ/トランジションを同時編集、オーディオの波形表示/スクラブ、整列ガイド(リップシンクのため)などです。
iDVD 4は、新テーマの追加、自動再生イントロムービー(すばらしい!)、iLifeアプリケーションとの連携強化、DVDマップ(DVDディスク全体の構成を確認(Web作成ソフトで言うと、サイトマップみたいなもの))、スライドショーでトランジション、120分ものDVDの作成(これまでは、60, 90分もの)などです。
お待たせいたしました。MacDTV.forum(掲示板&メーリングリスト)の2003年12月分過去ログをダウンロードできます。スレッド型表示で、読みやすくなっております。
また、これまで通り、MacOS(8.5以降)のSherlockの「内容で検索(Find By Content)」を使用できるように、掲示板&メーリングリストを「1発言1ファイル」に切り分けてあります。Sherlockを使用した過去ログ検索のヒントについては、Sherlockを使ったオフライン検索法に記載してあります。
忘れてました。
60分間のDVテープ分の計13ファイル(下記)をMac内蔵HDD(PowerMac G5内蔵純正SATA HDD)にFinderコピーするのに要する時間は、8分15秒23でした。ある意味で「7.3倍速でキャプチャーが可能」といえるのかも。
さて、第2弾。CitiDISK DVに関しては、MacDTV.forumの2003年4月末から5月にかけての議論で、「やっぱりQuickTimeムービー形式にして、Final Cut Proでオーディオレンダリングなしにならないと、正直言って購入には踏み切れないね」といったところが、おおかたの感想でした。今回ご紹介しているように、CitiDISK DV2では、この点が完全解消されており、まともに「購入対象」として評価するレベルになりました。
大筋OKとなったからには、では、「細かいけれども、実使用では重要なところ」はどうなのでしょうか。こういったマニアックな論評こそ、MacDTV.comの面目躍如(笑)。
音ズレは起きないのか(笑)
幸か不幸かわたしの撮影したDVテープで、Final Cut Pro(Ver.2のデフォルト設定)でキャプチャーすると音ズレが起こるものがありますので、これを使って検証します。
iMovie 3でこのDVテープをキャプチャーした場合、MacのHDD内には当然DVストリーム形式で録画されます。これをFinal Cut Proに持ってくると、オーディオレンダリングが要求されますが、こうしてできたタイムラインを再生しても音ズレは起きません。
だから、音ズレの原因はおそらく、Final Cut Proでキャプチャー時に、DVストリーム形式でFireWireから送られてくる信号を「DV Codecを使用したQuickTimeムービー」にリアルタイム変換する過程に原因があるものと予想されます(例えば、撮影時に、オーディオトラックやデータコードトラック(TimeCodeなどの情報)の欠落などによりズレが起こるなど)。
では、CitiDISK DV2経由でのキャプチャーの場合は...。
CitiDISK
DV2で、まず、DVストリームモードで取り込んだとき、前述のiMovieのケースと同様で音ズレは起きませんでした(DVストリームで取り込んでFinal
Cut Pro上でオーディオレンダリングしてやれば、音ズレを回避できるのでしょうね)。
CitiDISK DV2で、肝心のQuickTimeムービーモードで取り込んだとき...、これも音ズレは起きません。見事。(というか、Final Cut
ProのDV取り込みに問題があるのか、やはり?(笑))。
ということで、 前述のように、CitiDISK DV2は約1GB刻みにファイル分割されるのですが、これに由来しての「音ズレ」は、おそらくなさそうです。
タイムコードの扱いはどうなっているのか?
既撮影のDVテープをCitiDISK DV2に「ダビング」したとき、TimeCodeはどうなるのか?、Final Cut ProへはTimeCode情報は引き継がれるのか?。マニアックには、これは結構重要です。
結果は、DVテープのTimeCode情報は「そのまま」CitiDISK DV2にコピーされ、Final Cut Proに持ってくることが出来ます。
注)背景説明
家庭用DVを2台接続して、DVダビングを行う場合、TimeCode情報は引き継がれません。再生側DVカメラで、テープ途中(例えば00:30:00;00辺り)から再生したとしても、録画側DVカメラでは00:00:00;00からTimeCodeを打ち始めます。
このことは、以下のことを意味しています。
編集作業時に、撮影したオリジナルテープを使用すると、テープの劣化などのリスクがあります。だから、オリジナルテープをDVダビングして「ワークテープ」を作り、このワークテープを使って編集作業をすることが多いのです。このとき、オリジナルテープとワークテープのTimeCodeは一致しないわけですから、あとでTimeCodeを利用したバッチ取り込みの際に不都合が生じることになります。
これは家庭用DVの話しであり、業務用DV(例えばソニーのDVCAM)では、TimeCode情報もDVダビングされる(Duplicateモード)ので、オリジナルテープ、イコール、ワークテープ、とすることができます。
CitiDISK DV2を使えば、DVテープのTimeCodeもCitiDISK DV2にコピーされる結果、Final Cut Proに持ってくることが出来るのです。これ、いいですねえ。
これらの機能を利用して、こんな編集法が可能になります。
(1) CitiDISK DV2で、DVテープごと(必要/不要部分も含めて)まとめて取り込みます。そして。このQuickTimeムービーを素材にしてトリミング・カット編集します。
(2)
素材の必要部分だけへとトリミング・カット編集が終わったら、[ファイル]メニューの[メディアマネージャー]コマンドを実行します。
これで、そのプロジェクトで使用しているシーンだけを選別してMacのHDDにコピーすることができますし、もちろん、そのFinal Cut Proプロジェクトもそのように再構築(素材への再リンクなど)も自動です。
(3) このようにして身軽になった素材(←MacのHDDに置いてある)に対し、もっと凝った編集を行い、作品を完成させます。
編集終了後、これらの素材をMacのHDD上から捨ててしまいました(Final Cut Proプロジェクトだけは保存しておくこと!)。さて、このケースで、後日、再編集をしたくなったら...。
(4) DVテープをDVカメラに入れ、Final Cut Proプロジェクトで[バッチ取り込み]を実行します。そしたら、(DVテープまるごと1本ではなく)、Final Cut Proは、DVカメラを制御し、「使用シーン部分だけを選別」して自動で取り込み、プロジェクトを再構築してくれます。
こんな編集が可能になるのは、DVテープのTimeCode情報をそのままFinal Cut Proに持ってこれるからなんです。これもいいですねえ。
撮影時に気になる点は?
CitiDISK DV2の典型的な使い道としては、コンサートものなど「カメラ回しっぱなし撮影」が考えられます。この場合、気になる点がいくつか。
まず、DVカメラでもテープ録画しつつ、CitiDISK
DV2でも「おさえ」(予備収録)、といった場合を考えてみます(こういった用途を想定されるユーザも多いはず)。特にDVテープが終わってテープ交換の際に、CitiDISK
DV2で録画しておけば、交換作業中のシーンの欠落はさけられていいですよね。だけど、ここにはちょっと問題が。
CitiDISK DV2の録画開始・終了は、DVカメラの録画ボタンと自動連動するように設計されており、録画のスタート/ストップはDVカメラの録画ボタンを押すだけです。これはある意味便利ではあります。ですが、こういったテープ交換時には、録画を終了させるためにDVカメラの録画ボタンを押さないといけないので、その時点でCitiDISK
DV2の録画も自動的に止まってしまうのです。おいおい(笑)。
DVカメラの録画ボタンとの自動連動機能はオン/オフできるようにして欲しいものです。
なお、DVカメラではテープ録画せずCitiDISK
DV2だけで収録する場合は、ノンストップでディスク容量が許す限り連続収録することができます(バッテリの持ち約80分という制限はありますが、ここはACアダプタを使用することにして)。DVカメラをカメラモードにして電源を入れっぱなし*)にして、DV端子の信号をCitiDISK
DV2で収録するだけのことです。
ただ、DVテープとCitiDISK DV2の両方で収録しておかないと、なんだか安心感がないですよねえ。HDDなんて簡単に壊れるモノなのだし、この手のHDDメディアって、利便性と「おさえ」(テープ録画との二重化)の2点がメリットなわけで。
*) DVカメラをカメラモードにして電源を入れっぱなし(スタンバイ)にしておくと、DVテープを入れたままだと、大抵のDVカメラは数分で自動的に電源が切れる設計になってます。だから、この場合、DVテープを入れないでおいてください。
なお、こうして取り込んだ場合、TimeCodeはどうなるかといと、CitiDISK DV2で生成しているらしく、各分割ファイルとも22:26:26;16から始まっているので、Final Cut Proのタイムラインで並べてもTimeCodeは役に立ちません。できれば、CitiDISK DV2収録開始からの連続換算の方がいいかも(ただ、特にメリットもないんで、どうでもいいといえばいいことなんですけど(笑))
こうして、実際の撮影を考えますと、DVカメラの録画ボタンとの自動連動機能はオン/オフできるようにして欲しい、といった改善点しか思いつかず、実用的な域に達している、といえます。
機材をお貸し出し頂いたアミュレット社様、ありがとうございました。
今新年最初の記事は、CitiDISK DV 2レビューです。関連情報 2003.12.23 CitiDISK DV 2登場
CitiDISK DV2、これまでのDVストリームだけ対応から、(DV Codecを使用した)QuickTimeムービー、Microsoft DV AVI(いわゆるAVI Typte2)、Canopus DV AVIにも対応しています。これらのファイルフォーマットの切り替えは、背面の[REC]ボタンを押すことで行えます。設定モードは、[PWR][REC]両ボタンライトの点灯状況で確認でき、QuickTimeムービーに設定されている場合、[PWR]ボタンが緑に点灯、[REC]ボタンは非点灯、になるはずです。
例によって、CitiDISK
DV2のFireWire 6ピン端子と、DVカメラのDV端子を接続します。
DVカメラで撮影する際に、CitiDISK DV2にもレコーディングする場合、DVカメラの録画ボタンを押すと、自動的にCitiDISK DV2も録画開始されます(DVカメラとの相性に問題なければ)。この辺は便利ですね。
DVカメラを使って、既撮影のDVテープを再生する場合には、DVカメラの録画ボタンとCitiDISK DV2の[REC]ボタンをタイミングを揃えて押してやる必要があります。
いずれの場合も、録画中は、CitiDISK DV2の[REC]ボタンが赤く点灯し、フロントのHDDアクセスインジケータランプも点灯し、HDDに書き込みが続いていることが確認できます。
DVカメラの録画または再生を終了すると、自動的にCitiDISK DV2の録画も停止します。
さて、取り込みが終わったので、早速CitiDISK DV2をMacに接続してみましょう。Finderで見ると、MS-DOS(FAT32)でフォーマットされたボリュームとして認識されています(Apple HFS plusではありません)。
取り込まれたデータは、Movies/Mediaフォルダ内にQuickTimeムービー形式で保存されています。60分のDVテープを取り込んだのですが、どうも約1GB刻みで分割されるようですね。
このMediaフォルダ内のデータは、MacのHDDに持ってきてから作業するのが常道でしょうが、テストという意図もあってちょっと意地悪く(笑)、CitiDISK DV2に置いたまま作業を行ってみましょう。しかも、Final Cut Proでのシステム設定の取込先ディスクもCitiDISK DV2に指定したりして。
でも、結果から言うと、レンダリングファイル置き場をCitiDISK DV2に指定しても、特に問題なく使えたのでした。
ただし、やたらでかいレンダリングファイルを作ったりすると、FAT32の制限から問題が生じるのかも知れませんが、そこまでは未確認です。
なお、Final Cut Proの[プロジェクトを別名保存...]コマンドでFinal Cut ProプロジェクトをCitiDISK DV2へ保存しようとしてもうまくいきません。一旦MacのHDDにFinal Cut Proプロジェクトを保存した後、CitiDISK DV2へFinderコピーするのなら問題ないのですが...。こういった細かい不具合はあるのかもしれませんね。
さて、おまちかね、Final
Cut Proの登場です。
Final Cut Proの[ファイル]メニューの[読み込み]で[フォルダ]コマンドを実行し、CitiDISK DV2の[Media]フォルダを指定してやると、
Final Cut Proのブラウザウインドウで見事に読み込めます。Finderで確認したファイルサイズは約1GBでしたから、継続時間00:04:33;10のクリップに分割されて読み込まれます。
クリップの[項目の情報]を見てみましょう。
ビデオに関しては、ほとんどの項目が、普通にDVカメラからDVキャプチャーした場合と同様どおりですが、唯一、データレートだけが[0/sec]となってますね(通常は、3.6MB/secのはず)。
オーディオ関連項目では、今回オーディオにもちょっといじわるして(笑)ソースを(48kHz-16bit-1chステレオでDTVするのが定石のところ)32kHz-12bit-2chステレオで撮影したDVテープとしておいたのですが、これもちゃんと反映されています。ご立派。
ここまでFinal Cut Proにちゃんと認識されていますので、このクリップをFinal Cut Proのタイムラインウインドウにドラッグアンドドロップすると、ほら、オーディオレンダリングバーは無点灯のままです。
このケース、32kHz-12bit-2chステレオ音声を編集するのが目的ですので、シーケンスのオーディオ設定も32kHzモードに変更してます。なお、この32kHzDVオーディオモードの場合、Final Cut Pro上では32kHz-16bitにアップサンプリング処理で編集作業を行い、DVテープに書き戻すときに32kHz-12bitに戻されます。
ちなみに、CitiDISK DV2で、DVストリームモードで取り込んだクリップだと、従来通り、オーディオレンダリングバーが赤く点灯=オーディオレンダリングが必要です。
このように、CitiDISK DV2は、そのうたい文句どおり、新たにQuickTime MOVにも対応したことで、Final Cut Proでオーディオレンダリングが不要となり、DVキャプチャー工程自体が不要になった、という意味で、宣伝文句に偽りなし、といったところです。
また、今回は、
●(48kHz-16bit-1chステレオでDTVするのが定石のところ、わざと)32kHz-12bit-2chステレオで撮影したDVテープを素材とし、
●(MacのHDDにコピーしてきてから編集作業に取りかかるのが普通でしょうが、わざと)CitiDISK DV2にファイルを置いたままで、
● (MacのHDDを指定するのが当たり前の設定法でしょうが、わざと)レンダリングファイルもCitiDISK DV2に作る
ように、いじわるしてみたんですが、特に不具合もなく作業ができたところもいいですねえ。
続きます...
今年も、あなたにとってすばらしい年でありますように。
--これ以前(2003年10〜12月)のNews and Message--
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