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2004.01.13 Power Mac G5内蔵型RAIDシステム G5Jam |
フォーカルポイントコンピュータ社が、Power Mac G5内蔵型RAIDシステムG5Jamを発表しました。
ご存じのように、PowerMac G5の内蔵HDDベイは最大2台までで、非常に不便です。
G5Jamは、PowerMac G5は、PowerMac G5筐体内部の「下半分手前側の空間」*)を利用し、「エアディフレクター」兼HDDベイ2基を設置し、ここにSATA HDDを2台設置できるようにします。これらの2台のSATA HDD用にSATA PCIカードとケーブルも付属しています。
*) 下半分手前側の空間:メモリの上空。ちなみに、「下半分後ろ側」には、でっかいCPUフィンがあります。
ただ、無理矢理内蔵しなくとも、外付けSATA HDDを2台SATA PCIカードに接続するだけでもいい気もしますが。SATA(シリアルATA)は、パラレルATAと異なり、ケーブル長は1.5メートルまで可能なので、外付けも可能なのですから。でも個人的には、こういう「無理矢理内蔵」系って大好きです...(笑)。
ただ、もともと重いPowerMac G5なのに、さらにエアディフレクター内蔵でこれ以上重くしたら、簡単には持ち上げられなくなりそうで心配。
さて、こうやって、内蔵HDDを計4台として、どうやってRAIDを組むかというと。
一案としては、4台全部RAID 0にする場合。ただし、Mac OS XのソフトウェアRAIDでは、RAIDボリューム内をパーテーションを切れませんから(ディスクユーティリティで試した限りにおいては。Windows NT/2000系なら標準でパーテーションを切れるのにね)、このRAIDボリュームを起動ディスクにしなくてはなりません。でも、起動ディスクをビデオデータ用に使うのもどうかと。となると、フォーカルの提案どおり、「例えば、OSをインストールした外付けハードディスクドライブを起動ディスクとして使用し、Power Mac G5内蔵ハードディスク4台をビデオ編集用のRAIDシステムとして使用する」、といったシステム構成が現実的でしょう。
次善の案としては、やはり、2台は通常ボリューム(パーテーションも切り放題)、2台はRAIDボリューム、といった使い方もよさそうですが、いうまでもなく、4台RAID時より速度が落ちるのがネックです
ともかく、RAIDボリューム内をパーテーションで切ることができれば、こんな不便さはなくなるんだけどなあ。
ディスクユーティリティでなく、ATTO Express Stripeだと、RAIDボリュームでもパーテーションを切れるようです。
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