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MPEGエンコーダ大特集 |
2001.07.06改訂 |
DVD-VideoやVideoCDを制作するには、避けて通れないMPEGエンコード。本特集では、MPEGエンコードソフト、ハードについて徹底検証します。画質、処理時間、操作性の観点から、徹底検証します。
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MPEGエンコーダ大特集 |
DVD-VideoやVideoCDでは、いうまでもなく、QuickTimeムービーは利用できず、MPEGファイルでなくてはなりません。MPEGファイルに変換することを、MPEGエンコードといいますが、このMPEGエンコード処理によって、最終的な画質が決まりますから、非常に重要なプロセスといえます。
MPEGエンコードは、QuickTimeムービーのエンコード(圧縮)と同様、
画質を優先すれば、転送レート(や、ファイルサイズ)が大きくなる、そうなると、収録時間が短くなる、
収録時間を長くすると、画質が悪くなる、
と、トレードオフの関係になることはいうまでもありません。だから、MPEGエンコードの最大のコツは、この関係を見極めて最適解を見つけること、と言えます。
さらに、MPEGエンコードは非常に時間の掛かる仕事です。ですから、処理時間に見合う画質が得られるか、という視点も、重要です。
現在、MacでMPEGエンコードするための主要な製品は次の通りです。
< VideoCD用MPEG-1 >
VideoCD Maker Personal(→詳しくは、こちら)
くらいかなあ。Astarte社もAppleに吸収されちゃったしね。
< DVD-Video用MPEG-2 >
iDVD(→詳しくは、こちら)
厳密に言うとiDVDは、DVD-R焼きまで一気にやってしまうソフトなので、MPEGエンコードの段階で止めることはできません(笑)。ただし、DVD-R焼きまで一気にやってしまうと、MPEG-2化された中間ファイルが作成されますが、これを、他のDVD-Videoオーサリングソフト(DVD Studio Proなど)でMPEG-2ファイルとして再利用(笑)できます。
DVD Studio Pro(に付属のQuickTime MPEG Encoder)(→詳しくは、こちら)
DVD Studio Proに付属のQuickTime MPEG Encoderを使うと、Final Cut ProやPremiere、QuickTime Playerといった、QuickTime Export機能に対応したDTV編集ソフトからMPEG-2ファイルに書き出しする事ができます。QuickTime MPEG Encoderは、ソフトウェアなのに比較的高速、という特徴があります。
Cleaner 5、Cleaner MPEG Charger、Cleaner MPEG SuperCharger(→詳しくは、こちら)
ムービー圧縮ソフトの王者Cleaner 5には、VideoCD用MPEG-1やDVD-Video用MPEG-2作成機能があります。Cleaner 5単体でMPEGエンコードする場合、固定ビットレート(CBR)でビットレートは固定、となります。
さらに、こだわりたい方のためにMPEGオプションとして、Cleaner MPEG Chargerというソフトウェアが発売されています。Cleaner MPEG Chargerは、固定ビットレートだけでなく、可変ビットレート(VBR)にも対応し、また、GOP、Pフレームの間隔といった細かい設定をいじることができます。
以上はソフトウェアMPEGエンコードですので、処理時間がやたらかかります。そこで、ハードウェアで処理時間を短縮する目的で、Cleaner MPEG SuperChargerというPCIカードも用意されています。Cleaner MPEG SuperCharger PCIカード、実は、Wired社のDigital Media Pressそのもので、CleanerからDigital Media Pressが使えるようにしたものがCleaner MPEG SuperChargerという製品と捉えればよいです。Cleaner 5のTerran社も、Digital Media PressのWire社も、いずれもMedia100社グループですので、資源を有効活用しているのですね。
Wired社Digital Media Press(→詳しくは、こちら)
これには、ふたつの機能があります。一つ目は、内蔵FireWireから入力したDV信号をMPEG-2でキャプチャーする機能。いうまでもなく、リアルタイムです(なにしろ、キャプチャーですから)。単体では、アナログ入力のMPEGエンコードはできません。
二つ目は、HDDにあらかじめ取り込んでおいたDVムービーをMPEG-2にエンコードする機能。処理時間は極めて速く、実時間と同じくらいです。
この辺、さすがにハードウェアMPEGエンコードですね。ちなみに、DVもハードウェアデコードしているようです(カード上にチップが載っています)。
Wired社Media Press Pro(→詳しくは、こちら)
S端子、コンポジット入力(黄色の映像端子)、コンポーネント端子が用意されたアナログ入力をMPEG-2キャプチャーするためのPCIカードです。
また、HDDにあらかじめ取り込んでおいたムービーをMPEG(もちろんMPEG-2可)にエンコードする機能もあります。CBR/VBR)VBRの場合上限値の設定も可能)はもちろん、細かな設定も可能。なにしろ、フレーム内圧縮のためのDCTテーブル(イントラテーブル、ノンイントラテーブル)値までいじれるのですから。
Pixela社Capty(→詳しくは、こちら)
唯一のUSB MPEGキャプチャー機器である、Capty。今度から、VideoCD用MPEG-1やDVD-Video用MPEG-2の書き出しに対応しました。Capty自体が扱える、MPEG-1やMPEG-2は音声付きのMultiplex化されたMPEGデータです。これを付属のソフトPixeDV for MacによってVideoCD用MPEG-1やDVD-Video用MPEG-2へ書き出しすることで、他のDVD-Videoオーサリングソフト(DVD Studio Proなど)で利用できるようになります。
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