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Digital Media Press |
2001.07.05改訂 |
ここでは、Wired社のDigital Media Pressをご紹介します。
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Digital Media Press |
今回は、ソフトウェア・トゥー社さまのご厚意により、Digital Media Pressを試用させていただきました。ご対応に感謝いたします。
Wired社Digital Media Pressは、PCIカードとソフトウェアからなるMPEG-2ハードウェアエンコードカードです。
Wired社Digital Media Pressには、ふたつの機能があります。
一つ目は、内蔵FireWireから入力したDV信号をMPEG-2でキャプチャーする機能。いうまでもなく、リアルタイムです(なにしろ、キャプチャーですから)。単体では、アナログ入力のMPEGエンコードはできませんので、アナログ入力には、別途カードが必要です。
二つ目は、HDDにあらかじめ取り込んでおいたDVムービーをMPEG-2にエンコードする機能。処理時間は極めて速く、実時間と同じくらいです。
Digital Media Pressは、ソースとしては、DVがターゲットです。すなわち、
Mac内蔵のFireWire端子から流れてくるDVデータをDigital Media Pressカード上でMPEG-2にリアルタイムに変換(MPEGキャプチャー)できますし、
あるいは、あらかじめ編集しておいた、DV Codecを使用したQuickTimeムービーファイルを読み込んで、実時間でMPEG-2ファイルに書き出すこともできます。
こんな事ができるのは、Digital Media Pressカード上にハードウェアDV Codec(C-Cube社DVXPLORE)を搭載しており、DVデータをハードウェアデコードしているからのようです。
Inputメニュー
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Outputメニュー |
Inputメニュー
入力については、DVファイル([DV File])、あるいは、FireWireから流れてくるDV信号([DV Live])、のどちらかを選択できます。
[DV File]の場合、文字通り、DV Codecを使用したQuickTimeムービーしか利用できません。
[DV Live]の場合、DVカメラのコントロールはできませんので、DVカメラの再生ボタンを押し、Digital Media PressソフトのPreview画面をみながら、開始点にさしかかったら、Startボタンを押します。
Settingメニュー
Settingメニューで設定できるのは、[Format]、[Bitrate]、[Audio]の3点です。
[Format]メニューでは、いまのところ、MPEG2だけが選択できます([DV File]の選択肢はグレーのままです)。
[Bitrate]は、MPEG-2ビデオの転送速度で、2、4、6、8 Mbpsが選択できます。固定ビットレート(CBR)のようです。
[Audio]メニューでは、MPEG-2オーディオの入り切りを選択します。作成されるデータは、*.m2aです。
Outputメニュー
ファイル書き出し場所を設定します。
このように非常にシンプルな操作です。Startボタンを押すと、MPEGキャプチャー、あるいは、MPEGエンコードが開始されます。
[Input]メニューで[DV File]を選択した場合の、MPEG-2エンコード時間を示します。
なんと、実時間エンコードです。
(1分) |
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Digital Media Pressのファイルエンコードでは、DV素材しか使用することができません。 そのため、データなし。 |
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2.0 Mbps |
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4.0 Mbps |
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6.0 Mbps |
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8.0 Mbps |
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なお、[Input]メニューで[DV Live]を選択した場合、MPEG"キャプチャー"ですから、もちろん、実時間です。
Digital Media Pressは、
● 低価格、
● シンプルな操作性、
● 「HDD上のDV MovieをMPEGエンコード」と「FireWire端子からのDV信号をMPEG2キャプチャー」の両方のソースが選べる、
● 実時間処理、
といった特徴を有する、まさに、DV時代のお手軽MPEG2ハードウェアエンコーダといえます。
これまで作ってきた作品をDV Tapeに保存してある場合にはDV TapeからMPEGキャプチャーをすればよい訳ですし、今後編集する作品は、編集終了後ムービーファイルをMPEGに書き出せばいいだけですから。しかも、実時間処理なのですから。
こうしたメリットの一方で、こちらで示しておりますとおり、画質に特に問題はない訳ですから、「使えます」よね。
なお、余談ながら、
Cleaner 5ユーザは、Cleaner MPEG Super Chargerを購入すると、Cleaner MPEG Super Chargerソフトウェア、Digital Media Pressカード、Digital Media Pressソフトウェアが入手できますので、
● Digital Media Pressならではのお手軽さ
と
● Cleanerならではの詳細設定が可能
とを、目的・場合に応じてどちらの用途にも使えますので、お買い得とも言えそうです。
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Yasushi SATO |
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