MacDTV情報ひろばのMacDTV研究室レポートに、HDVカメラか、AVCHDカメラかという記事を書いてみました。
ま、はっきりいって、コンシューマ系のHDビデオカメラでは、HDVカメラかAVCHDビデオカメラかは、どちらを選んでもあまり差はありません。すくなくとも、メーカが宣伝しているように、フルHDでないとダメだ(→だからAVCHDビデオカメラだ)、というわけでは決してありません。そんなわけで、これからコンシューマ系のHDビデオカメラの購入を考えておられる方には、いろんな観点から考えて「その方それぞれにとってのベスト」を選択して頂いたいな、と。そのための「観点」を提示することがこの記事の目的です。
今回は、HDVカメラとAVCHDビデオカメラとの比較のみですが、追々、JVCのEverioや、サンヨーのXacti HD、東芝のgigashot、日立のBlu-ray Discビデオカメラなども追加したいと思っております。
最後に、
蛇足)この記事を書こうと思ったわけ
一方で、ハイアマチュア〜軽い業務用途では、HDVカメラのみであり、AVCHDビデオカメラタイプは登場していないことに思い起こしてください。HDVというフォーマット自体は、AVCHDに劣るものではありませんし(先述の画質参照)、MPEG2-TSという「枯れた技術」を使ったデータフォーマット、使い勝手(撮影時・長期保存時)のよいテープを組み合わせたシステムは、リーゾナブルで安心感があることも事実です。
などと、HDR-FX1ユーザであるわたしは、HDVカメラの味方をしています。
わたしにとっては、実際のところHDR-FX1クラスに匹敵するAVCHDビデオカメラは現時点で(?!)登場していないので、AVCHDビデオカメラを購入するとすれば、HDR-FX1の後継ではなく、サブカメラ(現在はDVカメラのDCR-PC101)の買い換え目的で、しか考えられません。だから、そんな私としては、本命は、数年後に登場する(かどうかはわからないが...)、
・大容量メモリカードが比較的安価に入手できるようになる。
安価・大容量であれば、テープよりもDVDよりもHDDよりも、
メモリカードの方がよいことはいうまでもないので。
↓↓
・AVCHDのビットレートをもうちょっと上げることが出来るようになる。
↓↓
・高ビットレート化により、もうちょっとだけ画質向上が図られる。
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・それを活かした、ハイアマチュア〜軽い業務用AVCHDビデオカメラが登場する。
かつ、
・Macの性能が向上し、native AVCHD編集が快適に行えるようになる。
こんな風になったら、HDR-FX1(HDVカメラ)から乗り換えることになるんでしょう。
この話し、2008.06.15 ハイアマチュア向けHDビデオカメラ
その1に続くことになりました。
この記事のURL: http://www.macdtv.com/Macunamatata/Articles/20080612/index.html