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書き出し

1998.01.01初稿
2005.10.27
改訂
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このページでは、書き出し工程について説明します。また、書き出し工程にまつわる諸知識についてもまとめました。

書き出しとは、DTV編集ソフトで編集完了後に行う作業です。例えば、ビデオテープに書き出したり、DVD-Videoを作成したり、あるいは、ムービーファイルに書き出してWebサイトで公開したり、といったことを指します。

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見出し1 ビデオテープに書き出し

DTV編集ソフトで編集完了後、DVカメラやHDVカメラに出力し、テープに録画することもできます。取り込みの時と同様、DVカメラやHDVカメラとMacとをFireWireで接続し、DTV編集ソフト上で「ビデオ書き出し」を実行するだけです。

テープ書き出し時にはマシンパワーを要求しますので、コマ落ち防止のために、取り込み実行時のソフトの各種設定や、ハードウェア(特にHDD)が重要になります。

以下の項目は[取り込み]のページでも参照頂いたものと同じものです。お忘れになっていたなら、復習の意味でご確認下さい。

DTV時のMacの諸設定

HDDの話題

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DVD-Videoオーサリング

市販の映画DVD-Videoって、最初にメニュー画面が現れて、いろんな再生が楽しめますよね。映画の冒頭から再生するのが当たり前ですが、いっきに指定したシーンにジャンプすることもできますし、Makingのおまけ映像を楽しんだり。

ああいう「メニューの仕組み」を作ることをDVD-Videoのオーサリングと呼びます。たとえば、iDVDやDVD Studio Proが「DVD-Videoオーサリングを担当するソフト」です。

DTV編集ソフトで編集完了の時点では、作品はQuickTimeムービー形式です。一方、DVD-Video内に収録されるビデオデータはMPEG2形式と規定されているため、いずれのやりかたでも、いずれいつかはMPEG2化処理する必要があります。いつMPEG2エンコードするかによって、以下のふたつのやりかたがあります。

QuickTimeムービー→DVD-Videoオーサリング→MPEG2エンコード→DVD-R焼きだし

iDVDはこちらのやりかたを行います。DVD Studio Proでは、こちらのやりかたもできます。

または、

QuickTimeムービー→MPEG2エンコード→DVD-Videoオーサリング→DVD-R焼きだし

DVD Studio Proでは、こちらのやりかたもできます。

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次世代DVD-Video

DVD-Videoは、SDのビデオを収録・再生するものであり、HDビデオの収録・再生は行えません。そこで、HDビデオの収録・再生が可能な"次世代DVD"というものが、登場間近です。

次世代DVDには、HD DVDとBlu-ray Discの2大候補があり、ご存じの通り、各業界が2陣営に分かれて覇権争いを行っている状態です。

次世代DVD 次世代DVD

で、現在のところ、Mac環境では、

DVD Studio Proにより、HD DVD-Videoのオーサリングが可能

DVDプレーヤにより、DVD-RやHDDに保存したHD DVD-VideoデータをMac上で再生が可能

というところまで進展しています。

HD DVD-Video DVD Studio ProでHD DVD-Videoもどきを作成 @ [ Macで始めるDTV ] >> [ 中級編 ]

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iPodで視聴する、CD-Rに焼く、または、Webサイトで公開する

DTV編集ソフトでの編集完了の時点では、作品はQuickTimeムービー形式のデータです。

例えば、DV編集やHDV編集を例にしますと、約3.6MB/s(25Mbps)の転送レートというのは、これは相当厳しいといえます。このムービーをWebサイトで公開したとしても、現在のインターネット環境を考えると、この高転送レートを快適に再生できる視聴者は限られます。同様に、そのままCD-Rに焼いたとしても、CDドライブの読み込み速度と比較してもさほど余裕はありません(常時24倍速相当以上で読み込み続けないとならない)。あるいは、視聴者の使用しているMac(やPC)では、HDV再生に十分な性能がないかもしれません。

そのため、ターゲットユーザの環境で快適に再生できるように、ムービーの転送速度を調節して(落として)やらねばなりません。

そんなことを考えると、ムービーの書き出しのコツは、

(1) ターゲットを明確に想定すること

ターゲットユーザは?、そのユーザのマシン性能は?、インターネット接続環境は?...

(2) そのターゲットが確実に再生可能な上限転送速度を決定すること

(3) 上限転送速度の範囲内で、いかに高品質なムービーに仕上げること

にあります。

ビットレートを下げるには、

圧縮プログラムの選定

Codecを変更して、より高圧縮にする

フレームサイズを小さくする

フレームレート(コマ数)を下げる

色数を減らす

といった方策を組み合わせることになります。

ターゲット別ムービー書きだしのヒント

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なお、主にWindowsユーザがターゲットならば、QuickTimeムービーではなく、Windows Mediaビデオ形式や、AVI形式への書き出し、あるいは、MPEGへの書き出しも考えてみるのも現実的なのかもしれません。

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