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DTV時のMacの諸設定
2003.05.08初稿
2004.06.24改訂
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DVの場合、データレートは約4MB/sであることはすでに述べましたが、「転送速度」と「ファイル容量」の点で問題が起こりがちです。

ファイル容量

第一点目の「ファイル容量」に関して。

DVの場合、データレートは約4MB/sであることはすでに述べましたが、この勢いですと、1時間の素材で15GBくらいになります。これは大変な消費量といえますね。

編集の内容にもよりますが、おおざっぱに言って、

素材用容量+完成作品の長さに必要な容量×2

くらいの目安を考えてみてはいかがでしょう。

たとえば、素材は、60分間のDVテープ4本分、これを編集で1時間の作品にまとめる、といった場合、
15GB(素材60分テープ)×4本分 + 15GB(完成作品)×2 = 90GB

といったかんじです。

さらに、この1時間の作品をDVD-Videoに焼くなら、+ 7GB(DVD-R 4.7GB + 作業用)くらいが必要になるでしょう。

といったことを参考にして、長時間の編集を行うならば、それに応じた容量のHDDを増設してください。

増設するならば、外付けFireWire HDDが手頃でいいでしょう。詳しくは、後述します。

「転送速度」の確保

第二点目の「転送速度」という点。

「編集作業時」はリアルタイム性を要求されませんので、HDDが少々遅くともユーザが我慢すれば済むことです。

一方で、DVカメラからMacへの「DV取り込み時」や、編集終了後に行うMacからDVカメラへの「DV書き出し時」には、転送速度が重要になります。

今でこそ、Mac内蔵のHDDの転送速度は50MB/sに達する高性能なものも現れました。外付FireWire HDDでも、20〜30MB/sを達成できることもあります。これらに比べ、約4MB/sというDVのデータレートならば、楽勝、と思われるかもしれません。でも、DTVの場合、「一瞬たりともデータをとぎれさせてはいけない。データがとぎれるとその箇所で「コマ落ち」が起きる」という宿命を追っています。ですから、一瞬たりともデータをとぎれさせないような準備・諸設定が重要となります。

割り込み処理を行うソフトウェアを切っておく

割り込み処理を行うソフトウェアを切っておくことでMacの性能をDTVに占有させることが一つ目の方策です。

割り込み処理を行うソフトとしては、定期的になにかのアクションをするもの、常時バックグラウンドで監視処理をするもの、等が挙げられます。

たとえば、

● [日付と時刻]システム環境設定の[ネットワークタイム]で、[ネットワーク・タイムサーバ]を使用するをOffにする、

[ソフトウェア・アップデート]システム環境設定の[ソフトウェアをアップデート]で、[ネットワークに接続しているときに自動的にアップデートを確認する]をOffにする、

● Finderの内容で索引。

● ネットワークで、自分がサーバになる機能:

ファイル共有、プリンタ共有、Web共有、FTPサーバ、....

● ウイルス監視ソフト

手動でウイルススキャンするなど、自動スキャン機能はOffにしてください。

● Norton UtilitiesのFile Severなど

● [ログイン項目]システム環境設定に登録したソフトのうち、バックグラウンドで定期的に監視をするもの:

Palm Desktop Backgroundなど、

スキルのある方は、プロセスビューワで不要のプロセスを切る、というのも手ですが、自信のない方は手を付けない方が無難です。

HFS plus + ジャーナリング

DV程度では、ジャーナリングによる速度低下は問題にならないようですが、気になる方は、ジャーナリングをOffにしてください。

Folder Vault

Folder Vaultは、Offにしてください。

 

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