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ここでは、iMovieを使い込んでDTVしてゆく際に感じる「iMovieの○と×」をご紹介します。
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■ ファイル管理とインターフェース
iMovieでは、ムービー実体ファイルの管理はFinderではなくiMovie上から行うことになります。このため、Mac初心者にとっては、とにかくiMovieの起動にこぎ着けさえすればとりあえずDTVを始めることができる点は◎。
Finder上で見たiMovieのデータ管理は、プロジェクトファイルとその同一階層にある「Media」フォルダ内にすべての画像・音声ファイルを収納するようになっています。これは、MacOS9から採用された「アプリケーションパッケージ」と同様で、おそらく、MacOS XなりMacOS9以上の環境では「本当は複数のファイルから構成されているのだけれど、あたかもひとつのファイルであるかのようにみえる」ようになるのでしょうね。こんな風に「隠す」と、初心者の方には、生データもレンダリングファイルも気にしなくてもいいわけです。現行MacOSだと、実体がみえちゃいますけど(笑)。
一方で、Mac(の操作)になれたユーザにとってはまだるっこしいかもしれません。
例えば、こんなケース。
自作のCGアニメーションなどを使いたいこともよくあることですが、iMovieではDVストリームにのみ対応しており、QuickTimeムービーを直接読み込むことができない点は×。もっとも、QuickTime Player Proで「ムービーからDVストリーム」で書き出し、iMovieのMediaフォルダに置くだけで読み込むことができるのですが、めんどくさいですね。
詳しくは、徹底研究 iMovieのTips!!他のムービー編集ソフトで編集したiMovieにもってくるにはをごらんください。
また、こんなケース。
iMovie起動中は、Mac全画面をiMovieが覆っています。
他のソフトだとそうではなく、モニタ、クリップ棚、ビューワーに相当するものは独立したウインドウになってます。だから、ウインドシェードするとデスクトップが見えますから、例えば、デスクトップ上に置いておいた静止画・CGアニメーション・サウンドファイルなどをクリップ棚にドラッグアンドドロップするだけで追加、といった直感的な操作ができます。
ところが、iMovieの場合は、Mediaフォルダにファイルを入れるか、ファイルメニューを使って呼び出すか、のいずれかの操作しかありません。つまり、iMovieソフト内での操作はうまく直感的にできているのに、iMovie外とのやりとりはやたら不便なのです。いい意味でも悪い意味でも、iMovieは閉鎖的箱庭的、といえます。そんなことをいったら、Macだって箱庭的だって??。おっしゃるとおりです。でも、箱庭(Mac)の中にさらに箱庭(iMovie)を作ってどうする??(笑)。ぜひ、このインターフェースは改善して欲しいです。
QuickTime PlayerといいSherlock IIといい、最近のAppleデザインって、自信満々の独善、でなくって、逆に迷っているからチャレンジしているように思えて仕方ありません。
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Yasushi SATO |
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