2009.01.20 Encore CSでblu-ray Disc Video作成

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ということで、Encore CSでblu-ray Disc Video作成という記事を作ってみました。

2008.12.13 Toast 9でBlu-ray Video作成で、

引き続き、Adobe EncoreでBlu-ray Video作成、という記事も作ろうと思ってますが、さて、Production Premium CS4を待つべきか。うわさでは、12月18日から発売開始されるらしいので。

とお約束しましたが、結局、年末進行でドタバタした(+ウガンダ行き)せいで、Encore記事には取りかかれず、先にProduction Premium CS4が手元に届いてしまいました。それで、Encore CS 4での作成例をご紹介することになりました。

幸いにも、Encore CS 3もCS 4もBD関連機能は、同じもよう。

さて、Encoreの感想などを。

Adobe Encoreは、AppleでいうとiDVDではなくDVD Studio Proに相当する、本格的なオーサリングツールです。Premiere Proと連動させての編集・オーサリングの同時進行、After Effectsを活用してのモーションメニュー、Flashとの連携、等々。
一方で、今回の作例「典型的なメニュー構造をさくさく作る」のように、メニュー構造が簡単だとしても、操作もさくさく、とはいかないんです。

私はDVD Studio Pro使いで、Encoreを使うのは初めてだったので、まずは基本的な使い方を習得するところから始めましたから、いくら簡単なメニューだとしてもそれなりに時間が掛かってしまいました。もちろん、DVD Studio Proを使っていたので、Encoreでの操作もおおかた予想が付いたのですが、逆に、操作のやりかた(流儀)がDVD Studio Proと違うところは迷ってマニュアルを調べました。
そんなこんなで、私は一通り操作を覚えたから、二度目はそんなに時間は掛からないのかもしれないですが、それでも、は簡単なメニューが作れればいいのに、その割に大げさで、操作がちょっとめんどくさそう。「典型的なメニュー構造をさくさく作る」のならば、割り切ってiDVDくらいでちょうどいい。そんな印象を持ちました。

とはいえ、「わざわざ本格的ツールを使って、簡単なものを作る」のですから、大げさすぎるっていう事情はEncoreでもDVD Studio Proでも似たようなもので、この点から、ことさらEncoreがいい/DVD Studio Proがいい、と言えるものでもありません。私は、DVD Studio Proを先に覚えてしまったからEncoreに乗り換えるまでのことはないわけだし、Premiere使いの方ならDVD Studio ProでなくEncoreを使えばよい。その程度の差だと思います、全般的に言って。

一方で、Blu-ray Discオーサリングするなら、Encoreの現時点での優位性は明らか。なにしろ、DVD Studio Pro現バージョンではBlu-ray Discオーサリングはできないのですから、勝負になってません(HD DVD-Videoオーサリングはできますが)。

でもまあ、そうなると、Final Cut Studioユーザにとって、Encoreが単体売りされていないのが、痛いですねえ。EncoreのためにPremiere Proを購入するというのもなんとも。

Adobeとしては、Premiere Pro for Macをあの手この手で普及させたいんだろうなあ。ちょっと姑息な気もしないでもないが。
After EffectsならFinal Cut Studioユーザも使いますから、After Effectsにバンドルしてくれればよかったのに。

Appleが、次期"DVD Studio Pro"をリリースしてくれるまで、Final Cut Studioユーザの(BDオーサリング関連の)憂鬱は続きそうです。

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