2007.06.27 新 欲しいAV/PC両用液晶モニタ完結編
        /DT-V24L1D、ファーストインプレッション その2

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DTV時

ビデオモニタとして、そこそこまともに使えること
・[ 必須 ] : 画質がよいこと、家庭用TVのような派手な画作りでないこと
・[ 必須 ] : 各種ビデオフォーマットに対応していること
・[ 必須 ] : ビデオの画質調整機能が豊富であること(ブルーオンリーがひとつのポイント)
・[ 必須 ] : 遅延のないこと、応答速度・ブレ低減、
PCモニタとしても、そこそこまともに使える画質であること
・[ 必須 ] : 画質がよいこと、画質調整機能がひととおりあること。
・[できれば] : ただし、DTPで求められるような色域の広さ、ハードウェアキャリブレーションなどは要求しない(できたらいいけど)。

ビデオモニタとして、そこそこまともに使えること

・[ 必須 ] : 各種ビデオフォーマットに対応していること

入力フォーマットは、さすがに豊富。でも、わたしはプロではないんで、NTSC SD、HD1080iくらいしか使ってませんし、正直言ってあとは720pがあれば。欧州PAL系の25(or 50)fpsはともかくとして、1080/24p, 60pなどにも対応しているのは将来助かるかも。

・[ 必須 ] : 画質がよいこと、家庭用TVのような派手な画作りでないこと

● 色調

家庭用HDTVと比べて、締まって落ち着いた色合いです。赤や緑の派手さ、不自然な鮮やかさは皆無。
これは、ブラウン管時代にも、「家庭用TVは派手、業務用TVモニタは地味目」という関係がありましたが、これとおんなじことです。

アナログTV時代は、ソニーの業務モニタ PVMシリーズ(最後に使ったのはPVM-14M4J)を使ってました。

地味目っていうとなんですが、技術的には、業務モニタはEBU 100%準拠ってこと(NTSC 72%相当)。
一方の家庭用HDTVは、店頭での見栄えを考えて、鮮やかさ・派手さを強調しすぎるのは致し方ないのですが、液晶TV時代になって、ブラウン管TV時代に比べても更に鮮やか指向になった気が。鮮やか、イコール、一見はきれい、なのですが、ずっと見ていると不自然で、目にうるさくて、どぎつい感じがしてしかたありません。

● 黒の階調表現には不満あり。

この機種によらず、液晶モニタ全般に言えることですが、黒の階調表現にはもちろん不満があります。家庭用HDTVなら、まあ容認できる(というか、あきらめるしかない)のですが、こと、編集モニタとしては、まだまだ液晶モニタでは厳しいんだろうなあ。

例えば、大河ドラマ「風林火山」の夜のシーン。大河ドラマなのでライティングなども相当凝っていて陰影部分が豊かな画柄ですが、こんなシーンの黒の階調を表示できていません(暗い部屋で表示させていても)。映画なんかでもそうですが。
こんなシーンなんかの編集現場では、未だに液晶モニタではなくブラウン管モニタで行なってらっしゃるのでしょうね。だって液晶モニタを使ってちゃ、この微妙な黒の階調が見えないはずだもの。

とはいえ、私としては、映画を撮るわけでもなし。陰影に富んだ、こんな凝った画柄を撮影・編集するわけではないので、不満はあるけど困りません。

・[ 必須 ] : ビデオの画質調整機能が豊富であること(ブルーオンリーがひとつのポイント)

ブルーオンリー(だけでなくR/G/B/Grayオンリー)が可能で、カラーバーによる画質表示が便利です。ただし、業務用ビデオモニタだけに、工場出荷状態でどんぴしゃに調整されてましたが(当たり前か)。
その他、エリアマーカなども重宝しますね。

・[ 必須 ] : 遅延のないこと、応答速度・ブレ低減、

これはどうなんでしょう。応答速度や、倍速・黒挿入などによる特別なブレ低減機能は搭載されてないのですが、それでも困るようなことはないかなあ。初期の液晶TVでは、確かに残像が気になりましたが、今では、このモニタに限らず(倍速・黒挿入がなくたって)ある程度は解消しているのかな、と。

映像遅延はないようです。ただ、厳密にゼロかというと、目視だけでは確認し切れませんが。
コンシューマ系PCモニタでは、いろいろ高機能化されているので遅延も起きかねませんが、業務用ビデオモニタともなると、シンプルに表示すればいいわけで、ましてや高機能化で遅延するようじゃ本末転倒ですものね。ということで、PCゲームマニアのみなさま、このモニタは遅延がないのでお勧めです。(もっとも、でっかい家庭用液晶TVが買えてしまうこの価格では、全くリアリティがないですが)

PCモニタとしても、そこそこまともに使える画質であること
・[ 必須 ] : 画質がよいこと、画質調整機能がひととおりあること。
・[できれば] : ただし、DTPで求められるような色域の広さ、ハードウェアキャリブレーションなどは要求しない(できたらいいけど)。

画質調整機能は、当然、業務ビデオモニタとしての調整項目はひとそろいそろっており、必要充分です。DVI接続すると、MacからDT-V24L1Dのプロファイルも認識でき、ColorSycも動作してますので、なんら不満はありません。
  
  

ということで、妥協した点は、

・[できれば] : TVチューナは非搭載でかまわない
・[できれば] : PC作業をしながら、小画面でTVがP in P表示できること
・[ 必須 ] : 遅延のないこと、応答速度・ブレ低減、
・[ 必須 ] : PCモニタとしても、画質がよいこと、画質調整機能がひととおりあること。
・[できれば] : ただし、DTPで求められるような色域の広さ、ハードウェアキャリブレーションなどは要求しない(できたらいいけど)。

くらいで、その他の要件、特に[必須]要件には充分満足できると、いま思ってます。
ただ、問題は、その満足が、この価格に見合うものなのか、ということ。この点については、今すぐには答えが出そうにありません。長く使ってみて答えを出したいと思います。

ということで、 [ AV/PC両用LCD ]ネタもついに完結。物欲と失望、煩悩にさいなまれてきた約4年半も、これにて終了となりました。
  
  

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