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2000.08.30改訂 |
ここでは、iMovie2について速報をお送りします。
iMovieは、1999年10月登場のiMac DVシリーズの目玉として登場して以来、初心者の方でも簡単にビデオ編集が楽しめるDTV編集ソフトとして大人気になりましたが、2000年4月の無償配布開始により爆発的に普及した感があります。
現在、DTVソフト界は、
- 初心者でも簡単編集を売り物にするタイプ:Windows陣営では、VAIOのDV GateやDV Motion、ジャストシステムのMegaVi、Windows Me付属予定のWindows Movie Makerなど。
- 本格的なDTV編集までカバーするタイプ:Premiere、Final Cut Pro、EditDVシリーズなど
に2極分化しつつあります。
いうまでもなく、iMovieは前者の代表格ですが、このジャンルのDTVソフトは激戦区でもあり、また、Windows Movie MakerがWindows Meに標準添付されることが(たぶん最大の)要因となって、iMovie機能強化されたiMovie2となったわけです。アップルは、Desktop Moviesということばをかかげ、積極的にDTVに関わっていく以上、当然のことだと思います。
わたしが思うに、iMovieの特徴は、みかけのソフトであるiMovie単体の機能・操作にあるのではなく、実は、Macというソフトとハードの統合製品の特徴を端的に具現化した点にあると思ってます。早い話、iMovieの前提としては、ハードウェアにFireWire端子がMac搭載されていなくては話しになりません、快適なDTVのためにQuickTimeも不可欠です。
つまり、iMovieの使いやすさは、単にiMovie単体によるのではなく、ハードとソフトをパッケージ商品を売る、というアップル社のビジネスモデルが結実したからだ、と思うのです。後に紹介しますが、なにげなくFireWireケーブルに接続したDVカメラのマイクからも入力できるとか、モニタのシアターモードとかをやってしまっているのは他社には簡単にはまねできないことなんです(でもVAIOならやるかもね(笑))。
だから、iMovieの優位は動かないと思いますよ。まあ、これを念頭に置いていただいて、iMovie2の機能をご紹介してゆきましょう。
なお、便宜的に、旧バージョンをiMovie1、今回登場したバージョンをiMovie2と呼びます。
iMovie1は、ある意味で、DV入出力用ソフト、つまり、DVカメラからMacへのDV取り込み、MacからDVカメラへのDV書き出し用のソフトでした。
編集機能はオマケと割り切ると、DV取り込み・書き出し時にはDVカメラ制御も可能だし、シーン自動検出・分割取り込みできるので、すばらしいDV入出力ソフトといえます。これは、スキャナによく付属しているAdobe PhotoDeluxといった位置づけのソフトと似ています。
もちろんiMovie1でも、DV取り込みの後は、Mac上でタイトル、トランジッション、オーディオといった効果を施す編集を行い、DVテープに書き戻すことで、簡単にビデオテープの編集ができましたし、DVテープの編集だけではなく完成作品をホームページに掲載したり、メールに添付したり、CD-ROMを作成したりするために、ムービー書き出しもできました。
でも、肝心の編集機能は...。確かに入門にはいいかもしれません。けれど、
編集に慣れ、もう少し凝ったことをしたい(本格的DTVソフトに踏み切る気はないが...)
というユーザにとっては、明らかに物足りない部分がありました。使い込んでゆくうちに、出来が粗い部分も見えてきますし、何よりも、上達しがんばってゆくにつれ壁が見えてくる、こういったことは、アップルのソフトらしくなりません。使い込んでくるほどに使いやすくなってくる、こうでなくっちゃ。
あ、けなしているんではないですよ。愛です(笑)。そんな思いを込めて、iMovieの○(マル)と×(バツ)をまとめておりますのでご覧下さい。さあ、ここで指摘した項目がどうなっているか、ここも興味あるところです。
では、では、長い前置きのあと、それでは、ご紹介しましょう、iMovie2。
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Yasushi SATO |
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