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MPEGエンコード処理速度と画質は...??
Digital Media Press

2001.06.15初稿
2001.07.05改訂


Digital Media Pressで、(1)HDD上のDV MovieをMPEGエンコードした時、(2)DVデッキから出力したDV信号をMac内蔵FireWire端子からMPEG2キャプチャーした時、の画質と処理時間です。

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Digital Media Pressの処理時間

(1)HDD上のDV MovieをMPEGエンコードした時の処理は、以下に示すとおり、「実時間」で行います。

使用素材
(1分)

非圧縮素材

DV素材

CBR / VBR

Digital Media Pressのファイルエンコードでは、DV素材しか使用することができません。

そのため、データなし。

不明 (CBR らしいですが)

2.0 Mbps 

0'58.34

4.0 Mbps 

0'57.15

6.0 Mbps 

0'56.96

8.0 Mbps 

0'59.27

 

 

(2)DVデッキから出力したDV信号をMac内蔵FireWire端子からMPEG2キャプチャーした時は、「キャプチャー」なのですから、いうまでもなく「実時間」です(笑)。


Captyの画質 1. MPEGブロックノイズ

このシーンは、常に水面が揺れており、フレーム間予測には非常に不向きな図柄といえます。水面の表現、特に、ブロックノイズの出方を評価するのに向いています。

下に掲載したフレームはBフレームですので、双方向予測が掛かっています。最もワーストケースに相当します。

 

使用素材
(1分)

(1)HDD上のDV MovieをMPEGエンコード
DVデッキから出力したDV信号を
Mac内蔵FireWire端子からMPEG2キャプチャー
2.0 Mbps

4.0 Mbps

6.0 Mbps

8.0 Mbps

(参考)

DV素材


このように、他のMPEGエンコーダ同様、2、4Mbpsといった高圧縮領域では、ブロックノイズが顕著です。これは致し方ないところでしょう。しかし、実用領域である6Mbpsでは、ブロックノイズは少なくなっており、「使える」画像になっています。高画質である8Mbpsでは文句はないでしょう。

また、(1)HDD上のDV MovieをMPEGエンコードした時、(2)DVデッキから出力したDV信号をMac内蔵FireWire端子からMPEG2キャプチャーした時、では、どうも、(1)よりも(2)の方が画質が悪い傾向があるようです。この傾向は、より低ビットレートで顕著のようで、一方、8Mbpsといった高ビットレートですと、両者間に差はなくなってきます。
両者は、手順としては、DV信号をFireWire経由でリアルタイムに受信するか、あらかじめHDD上に取り込んで置いたデータを受信するかの違いだけであって(この時点で、デジタルデータとしては同じもの)、これをDigital Media Pressカード上のハードウェアDV Codecでデコードし、それをハードウェアMPEGチップでエンコードするわけですが、若干処理内容が異なっているのでしょうね。手順も一緒なら、処理時間も一緒ですから、両者が同じなるものと予想していたのですが、結果は違っておりました。

画質 2. 細部表現 >>>


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