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2001.02.28
Macworld Conference & Expo/Tokyo 2001。ShuttlePRO。でお伝えしたとおり、コレクターズアイテムと言うことでExpo特価で買ってしまったShuttlePRO。
使ってみるとなかなか(笑)。シャトルによる「早送り・巻き戻しの速度可変」については、不満はさほどないのですが、ジョグダイアルのレスポンスは不満があります。結局のところ、キーボードをエミュレートしているだけなので、仕方ないのでしょうね。だって、ホイールマウスのホイールをフレーム送りキーに割り当てたときと同じ応答速度ですから。この辺の不満については、Mac
World Expo/Tokyo2001の際に(わたしは不在にしていたのですが)ShuttlePROの開発者の方がMacDTVユーザグループブースにもお見えになり、この辺の改善はしていただけるようなので、今後に期待したいところですね
そういえば、「ホイールマウスでジョグシャトル」ネタってMacDTV.comに書いてませんでしたっけ??。あ、そうか。この記事って「PasoVi」誌001号(玄光社刊。2000年8月発売号)に書いて、MacDTV.comにもフォロー記事を書かなくちゃ、って、それきり(笑)にしてたんでした。近いうちにお届けしますね。
まあ、今のところユーザサイドでできることということで、これをa2001.03.05 最高速60MB/sを越える120GBのハードディスクドライブで7万円以下って?でご紹介したのHard RAID環境で使ってみると、これは目に見えて改善されました。前述のレスポンスの悪さって、もちろんジョグシャトルやUSBのせいばかりでなくって、表示系のもたつきにも原因があります。だって「コマ送りキーを一回押す度にHDDから1フレーム分のデータを読み込んで表示するのを繰り返す」訳ですから、HDDからのデータ転送速度にも大きく依存しているわけです。当たり前といえば当たり前ですが、実際に高速なHDD環境を使ってみると実感することができます。結論として、Hard RAID環境だとShuttle PROは合格点を挙げてもよさそうです。
なおこのShttle PROは、Final Cut Pro、iMovie、Premiereのプリセットが用意されていますが、他のアプリケーションでも、コントロールパネルで設定することができます(が、シャトルの設定が面倒かな。だって、シャトルを15度まわしたとき、30、45、60度...まわしたとき、といちいち設定しないと快適な操作が得られないので。)
ところで、ジョグシャトルネタのついでに。そのほかの製品としては、MacDTV.com情報ひろば→ハードウェア情報→編集コントローラ特集
にまとめてありますが、
・Command Post
が有名ですが、実際にユーザグループの中から希望者を募って使用してみましたが、作りが雑なのに30000円以上の価格は考えちゃいますねえ。他には、
・JL Cooper社のMedia Control
Station 3(USB版)
などがありますが、500ドル以上するので、躊躇しちゃいますよねえ。Media Contorl Station 2(ADB版)がなかなかよかったので、試してみたい気はしていますが。
また、今月のまーぱ(MACPOWER 2001年3月号)の川崎和男さんの連載モノのアンソロジーIIIに「DVコントローラのデザイン」が掲載されていますが、川崎さんデザインのジョグシャトルがEIZOで開発中とのことです。
まあ、EIZOのDTVターンキーシステムMediaDirector(DV
Raptor搭載。もちろんWin版)では、コントローラにCommandPostを採用しているので、ここへの不満がジョグシャトルの自社開発に向かわせたわけでしょうが(笑)、USB版だけにMacでも使えるか、試してみたいものです。ドライバがなくても、USB
Overdriveでキーアサインできたりして(笑)。
そうそう、川崎和男さんって、「自分のデザインに対して雄弁」(笑)で、今回もデザイン意図をいろいろ語っておられますが、さて、そのデザイン意図というのは、どんなものでしょうか(笑)。わたしは、川崎さんデザインのEIZOのCRTモニタを使っているのですが、どうもデザイン言語(笑)というものが理解する能力がないらしく、特にデザインに不満もなければ、もちろん満足もありません。嫌いではありませんが。
こういった編集コントローラなら、われわれなら使ってみれば「ユーザの作業性を真に理解した機能的なデザインである」とか、いやいや「ひとりよがりなデザインである」とか、はっきりわかりますものねえ。そういった意味でも楽しみです(笑)
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