2007.02.22 その3 次世代DVDドライブ搭載から、続きます。
パソコン上での、次世代DVD再生に関しては、
次世代DVDメディアの再生における3ステップそれぞれに用意されている、
● ステップ1 次世代DVDドライブ→再生ソフト(CPUやメモリ)は、AACS、
● ステップ2 再生ソフト→グラフィックカードは、COPP、
● ステップ3 グラフィックカード→液晶モニタ/TVは、HDCP
という著作権保護機構に対応する必要があります。
すでにWindows Xpは対応しているのですが...。では、Macでの対応に関してどんな予想が出来るかというと。
内蔵次世代DVDドライブ
内蔵次世代DVDドライブについては、すでにAACSに対応していると考えて良いです。これらのドライブも、ハード的にはWindows用と同じものでしょうから。
再生ソフト "次世代DVDプレーヤー"アプリケーション
既存の"DVD Player"アプリケーションは、ご存じのとおり次世代DVDには対応していません。この再生ソフトをAppleが開発してくれなくては、お話になりませんね。そのソフトは、入力側でAACSに対応、出力側でCOPPに対応しているはずです。
グラフィックカード
グラフィックカードに関しては、最新の製品ならば、ハードウェアレベルではほぼCOPPやHDCPに対応していると思ってもよいでしょう。Mac用グラフィックドライバを書けばよい、と。
Mac ProではATI RAGEONやNVIDIA GeForceといったPCI Express グラフィックカードが装着されているので、(今後登場するであろうMac
Proのみならず)おそらく既存のMac Proのグラフィックカードでさえ、ハードウェアレベルではCOPPやHDCPに対応しているはず。
ハードウェアレベルでは対応しているはず、というのは、すなわち、
USB接続で次世代DVDドライブを接続し、Boot CampでWindows Xpを起動して、Windowsの再生ソフトを使えば、再生できるじゃないかな、ということ。
ATIやNVIDIAのGPUがオンボードされた、iMacやMacBook Proのようにタイプの機種の場合も、今後登場するものはCOPP/HDCP readyなハードウェア、というのは相当期待できるはずです。
追記)
ただ、現行Mac miniやMacBookに搭載されているIntel GMA 950などは対応していないようですので、将来Mac miniやMacBookでも次世代DVD再生が楽しめるようになるには、Intel DMAグラフィック環境の機能アップも待たねばならないのでしょうね。
ということで、まとめますと。
次世代DVDの再生が可能な、2代目Mac Proが登場するためには(ハードウェアは、COPP/HDCP readyなはずなので、後は)
・"次世代DVDプレーヤー"アプリケーション
・HDCPに対応した新Apple Cinema Display
が必要です。
"
次世代DVDプレーヤー"アプリケーションに関しては、アプリケーションレベルで対応可能なら、Mac OS
X 10.4.x Tiger環境下、つまり、今でも可能ですが、OSレベルからの対応が必要ならばMac
OS X 10.5 Leopardを待たねばならない、ということになりそうです。
つまり、2代目Mac
Proに次世代DVDドライブが搭載されるかは、2代目Mac
Pro登場とLeopardのリリースのタイミング次第、といえそうです。
この記事のURL: http://www.macdtv.com/Macunamatata/Articles/20070226/index.html