Final Cut Express HD 3.5が発表されましたね。Final Cut Expressも、ようやくのUniversal Binary化です。
4月にUniversal
Binary化がなされたFinal Cut Pro 5.1では、新機能は皆無で、そのぶん、バージョンナンバーも5.0から5.1へとわずかコンマ1上がっただけの、まさにマイナーバージョンアップにすぎなかったのですが、
Final Cut Expressの場合、いくつかの新機能が搭載され、3.0から3.5へとコンマ5も上がっています。メジャー・バージョンアップならば、バージョンが1上がるはずですので、今回はセミ・メジャー・バージョンアップとも呼ぶべきでしょうか。
新機能の項目については、MacDTV.Newsの記事[ 2006.05.19 Final
Cut Express HD 3.5、登場 ]で列挙してますが、機能的には、nativeHDV対応がなされなかったのが残念かな。
それはともかく、勝手な予想屋としては、Final Cut Studio、Final Cut ExpressなどのAppleビデオプロダクトのロードマップは、以下のようになっているのではないか、と予想しています。
● ステップ. 1:〜2006.04
とにかく最速でFinal Cut Studio 5のUniversal Binary化を図る。新機能搭載はVer.6まで見送りと割り切ってでも。そのため、マイナーバージョンアップ +0.1の位置づけとする。Final Cut Proは、ステップ.3まで、Ver. 5.1で持たせることにする。
● ステップ. 2:〜2006.05(今)
Final Cut ExpressのUniversal Binary化。
ベースはFinal Cut Pro
5.1で、そこから機能を削ってゆくやりかた。
Ver. No.は、+0.5の3.5とし、セミ・メジャー・バージョンアップと呼べる程度の新機能を搭載する。ただし、新機能とはいえ、「既にFinal
Cut Proには搭載されている機能」をいくつか「削らないで残しておく」だけのことなので、「新規開発」ではないところがミソ(笑)。
おそらくあと1年は(ステップ.4までは)、Final Cut Express 3.5のままでしょう。
● ステップ. 3:〜2006年後半
(秋のDV
Expoか放送機器展の時期なんていかが??。2007年4月のNAB2007まで、Final Cut Pro 5.1のままでは哀しすぎます)
Final Cut Pro 6登場。新機能満載。Mac Pro(=Intel PowerMac)+ New Cinama Displayの登場と合わせて、ハイエンドターンキーシステムFinal Cut Extremeも登場。
Final Cut Extremeのうわさについては、2006.01.06 Final Cut Extremeなるうわさでふれてます。
● ステップ. 4:2007年1月
過去を振り返ると、Final Cut Expressは毎年1月のMACWORLD Expo SF、Final Cut
Proは毎年4月のNABで、それぞれ動きがあります。なので、Final Cut Express 4は1月と予想しました。
Final Cut Express 4.0登場。ベースはFinal Cut Pro 6で、その機能限定版。Final
Cut Pro 6での新機能をいくつか残しておき、Final Cut Express 3.5→4.0の新機能搭載、と謳う。nativeHDV対応なんかもウリにするかも知れない。
例によって、勝手な予想屋が好き勝手に言っておりますが、結構、ありそうでしょ。
この記事のURL: http://www.macdtv.com/Macunamatata/Articles/20060519/index.html