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iMovieの×

2000.05.18初稿
  


ここでは、iMovieを使い込んでDTVしてゆく際に感じる「iMovieの×」をご紹介します。

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iMovieの位置づけ

最後にiMovieの位置づけをまとめておきましょう。

iMovieは、「基本的にはDV入出力のためのソフトで、それにしゃれた特殊効果機能を搭載したもの」と理解すればよいです。つまり、「デジカメ付属のキャプチャーソフトが、簡単なフォトレタッチ機能を搭載している」といった趣きで、フォトレタッチに例えれば「Photo Delux」といったタイプのソフトです。

じゃあ、そのうえのクラスは、というと、EditDV UnpluggedやVIDEOShopなどは、元々従来のDTVソフトの流れを組むものの、Premiereほど高機能では初心者にはかえって使いにくい・わかりにくいため「DV編集をメインターゲットとし、機能をしぼったもの」と考えるとよいです。フォトレタッチソフトに例えれば「Photoshop LE」といった位置づけのソフトです。

また、フォトレタッチソフトでは「Photo Delux」「Photoshop LE」に対してフルバージョンの「Photoshop」があるように、DTVにおいても「Photoshop」クラスのDTVソフトとして、Premiere、Final Cut Pro、EditDVなどの本格的な高機能・汎用DTVソフトがあります。

このように、3種類のタイプのソフトは目指す方向性が違っているので、どれが使いやすい、とは一概にいいにくいですが、全くの初心者にはiMovieの方が入門しやすいでしょう。
しかし、その先を目指そうという時には明らかに壁があり、それだったら始めからEditDV Unpluggedなどを使った方が良いかもしれません。なにしろ、iMovieをいくら使いこなしていても上のクラスのDTVソフトを使えるようになるわけではないのです。これは、Photo Deluxにいくら精通していても、Photoshopを使えることにならないのと一緒です。ところが、Photoshop LEに慣れたなら、Photoshopも使えますし、もしかしたらPainterだって使えますよね。そういう意味で、始めからEditDV UnpluggedなどといったオーソドックスなDTVソフトを使い始めた方がいいかもね、と私は思うのです。一方で、オーソドックスなDTVソフトの場合、マニュアルを読んでもDTV用語ばっかりでちんぷんかんぷん、というのも危惧されます。

こういう意味で、DTVソフト選びは難しいですね、それだけDTV自体が難しいのかもしれませんが。そうなると、難しいDTVをあたかも簡単に思わせてくれるiMovieってすごいですね。いろんなことを考えさせてくれます。

「iMovieは、基本的にはDV入出力ソフトのためのソフト」という意味、

別の視点からの見方としては、iMovieではDV以外の編集のことはなんら考慮されていません
ですから、旧世代のいくつかのMacでもiMovieは起動しますが、でもFireWireがないマシンで使うのなら、iMovieの良さをほとんど味わえていないに等しいのです。幸いにも、Build in FireWireのMac以外でも、PCI PowerMacにFireWireカードを装着した環境でも、Movieを使ってDV入出力できる例もあります(環境によりますが)。でも、こんな幸運なケース以外でも簡単にムービー編集ができるように、DV以外のDTVを楽しむ方がふえるように、ぜひ、iMovie 2.0の登場を期待します。

なんといっても、iMovie 1.0.xの登場は大きかったし、DTVに与えた功績は大です。でも、いまやさらに先に進むべき時期が来た、と思うのです。



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