Cleaner 5、そして、そのMPEGオプションソフトウェアCleaner MPEG Chagerの画質と処理時間比較です。

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Cleaner 5、Cleaner MPEG Chagerの画質

　　2. MPEGブロックノイズ（CBRとVBRの比較、QuickTime MPEG Encoderとの比較）

　 9.5 Mbpsの場合

最後に、9.5 Mbpsという高ビットレートではどうでしょうか。

使用エンコーダ	CBR /VBR	DV素材の場合
Cleaner 5	CBR
Cleaner MPEG Chager	VBR
QuickTime MPEG Encoder	VBR
（参考）DV素材

さすがに、9.5 Mbpsという高ビットレートともなると、あまり差が感じられません。

でも、低ビットレートで認めていたCleaner MPEG Chager VBRの、「静止画で見ると分かないものの、TVで再生したときにうごきのなめらかさやちらつき感がマシになっている」傾向は、ここでも感じられます。ただし、5.8 Mbpsほどこの傾向は顕著ではありません。

このシーンのように、常に水面が揺れており、フレーム間予測には非常に不向きな図柄を使って、水面の表現、特に、ブロックノイズの出方を評価してみたところ、

Cleaner /CBRに比べCleaner MPEG Chager /VBRでは、「静止画で見ると分かないものの、TVで再生したときにうごきのなめらかさやちらつき感がマシになっている」傾向があり、つまり、時間軸方向で融通することでシーン全体の画質を向上させよう、というVBR機能が効果を発揮しているようです。この傾向は、実用域である5.8 Mbpsの場合、顕著であるように思います。Cleaner /CBRとCleaner MPEG Chager /VBRでは、処理時間もほぼ同じですので、CleanerでMPEGするには、Cleaner MPEG Chagerのソフトウェアオプション追加をお勧めします。

一方、Cleaner（実時間の約50倍）とQuickTime MPEG Encoder（約3倍）では、処理時間の違い（Cleaner：実時間の約50倍、とQuickTime MPEG Encoder：約3倍）ほど大きな画質の差はありません。今回は、PowerMac G4/733での結果でしたが、これをDualにしたところで、焼け石に水でしょう。

こうなると、Cleaner 5を選択する必然性はない、と思われるかも知れませんが、そうではありません。

Cleanerは、MPEG以外のさまざまなファイルフォーマットに対応している、ということは別にして、MPEGに限ってみても、オプションの多さ、エンコードの際のイメージ変更も自在、といった特徴があります。

さらに、処理時間の長さがネックになるとしても、ハードウェアMPEGエンコーダCleaner MPEG SuperChager が用意されています。

ということで、次は、Cleaner MPEG SuperChagerをお伝えしますが、今日のところは、力が尽きました（笑）。

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