Cleaner 5、そして、そのMPEGオプションソフトウェアCleaner MPEG Chagerの画質と処理時間です。

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ムービー圧縮の定番ソフト、Cleaner 5。もちろん、MPEG以外にも、QucikTimeムービー、Real、Windows Mediaなど、さまざまな形式に対応した、定番中の定番といえます。

Cleaner 5のMPEG書き出し機能は、（VideoCD用も含む）MPEG-1、（DVD-Video用も含む）MPEG-2ですが、このとき、Cleaner単体ですと、CBR（固定ビットレート）のみ可能です。

別売りのMPEGオプションソフトであるCleaner MPEG Chagerをインストールすると、VBR（可変ビットレート）やその他の様々なオプションを利用できるようになります。

Cleaner 5、Cleaner MPEG Chagerの処理時間

Cleaner 5、そして、そのオプションソフトであるCleaner MPEG Chagerは、いうまでもなくソフトウェアMPEGエンコードです。使用素材1分に対し要した処理時間を表に示しました。

Cleaner MPEG Chagerには、2 pass VBRというオプションがあります。これは、一旦全シーンを解析した後（1 pass目）、MPEGエンコードを実行する（2 pass目）ということのようです。

この結果から見ると、ソフトウェアMPEGなので、あまり速くないことがわかります。

PowerPC 7450/733なのに...。CleanerはDual Processorに対応していますので、533Dualの方がこれより速いはずです。でも、せいぜいこの30%増し、くらいが関の山ですから、焼け石に水かも（笑）。まあ、でも、実時間の200〜300％だったマシンの時代も知ってますので、それに比べれば速度は向上しているのかも。

また、CBRもVBRも処理時間は変わらないですね。

また、全体に時間が掛かるので、非圧縮素材とDV素材の差もあまりありません。QuickTime MPEG Encoderですと非圧縮素材の方が速かった（つまり、DVデコードに時間を要している）のですが、今回は逆転しています。これは、Cleanerでは、Radius DV Codecを使うためと思われます。

画質　1. MPEGブロックノイズ（Cleaner /CBRの場合）

このシーンは、常に水面が揺れており、フレーム間予測には非常に不向きな図柄といえます。水面の表現、特に、ブロックノイズの出方を評価するのに向いています。

下に掲載したフレームはBフレームですので、双方向予測が掛かっています。最もワーストケースに相当します。

使用素材（1分）	DV素材の場合（CBR）
2.0 Mbps
4.0 Mbps
5.8 Mbps
8.0 Mbps
9.5 Mbps
（参考） DV素材

2.0 Mbpsや4.0 Mbpsの場合、ブロックノイズは顕著です。DVD-R焼きしてTVで再生しても分かります（笑）。

DVD-Videoで一般的な5.8〜6.0 Mbpsの領域では、ブロックノイズは目立たなくなりますが、TVで見ると、なんとなくちらちらします。

8.0 Mbpsや9.5 Mbpsといった高ビット領域では、上図の静止画で見てもブロックノイズはほとんどみえなくなりますが、TVでのちらつき感はあります。やはり、MPEGに不向きな図柄なので、しょうがないですね（笑）。

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