MacDTV.com

PowerMac G4 暫定情報

1999.12.20初稿
2000.01.14改訂


ここでは、PowerMac G4のFireWire端子を使ったDV取り込み・DV書き出しについて、暫定情報をお送りします。

MacDTV.com TopPageにもどる

PowerMac G4 暫定情報にもどる


 PowerMac G4のFireWire端子を使ったDV取り込み・DV書き出しについて

PowerMac G4(PCIグラフィックモデル)では、基本的にPowerMac G3 Blue & Whiteと同様です。ほぼ問題はありません。問題があるのは、PowerMac G4(AGPグラフィックモデル)の方です。ここは誤解の無いように。

PowerMac G4(AGPグラフィックモデル)ではロジックボードが新設計なので、FireWire2.2以降でないと使用できません。これが原因で、PowerMac G3 Blue & WhiteやPowerMac G4(PCIグラフィックモデル)で使用できていた各種ソフト(FireWire2.1以前に対応)に不具合が生じています。

  Premiere 5.1 J2000.01.09更新

基本的には、Premiere 5.1c Jの登場まで使えません。登場すれば、Apple純正プラグインは不要になると思われます。

しかし、現行Premiere5.1Jを使用する裏技は、2つあります。

ひとつめの方法は、Premiere 5.1 Jに5.1c Updater(英語版)をあてて使う方法です。内容はMacDTV.com掲示板に報告されていますが、使用許諾を理解の上、自己責任で行って下さい。使用許諾上も技術的にも、お薦めしません。

そこで、以下の方法をお薦めします。

  Apple純正Premiereプラグイン

DV ExportとDV Device Controlの両Premiereプラグインは、通常のMacOS環境では使用できません。このような措置をとって下さい。

(なお、以下はPremiere5.1cを使う必要はありません。現行5.1日本語版であっても動作可能にします)

1. MacOS 9または、MacOS 8.6を新規インストールします。

この時点で、
 ・FireWire Support J1-2.22
 ・FireWire Enabler J1-2.22
がインストールされていますが、これはそのままにしておくこと。FireWire 2.0や2.1ではPowerMac G4(AGP)の内蔵FireWireが使えないからです。

QuickTime関連は4.0.3がベースになっています。
・注目すべき2つのファイル、
  ・FireWire DV Support 2.1
  ・QuickTime FireWire DV Enabler2.1
 がインストールされています。
 このふたつのファイルを旧バージョンに置き換えることが
 ポイントです。

2. QucikTime Updaterのカスタムインストールします。

「QuickTIme FireWire DV」だけをUpdate(この場合、Downdateというのかな(笑))してください。

この操作で、(2000年1月14日現在)
  ・FireWire DV Support 2.0
  ・QuickTime FireWire DV Enabler2.0
に置き換わります。(QuickTime 4.02ベース)
アップルのQuickTimeサイトのファイルは、早晩、QuickTime 4.03JまたはQuickTime 4.1Jに置き換わることが予想されます。時期を逸すると入手不可能になりますから、早めにこの操作を行って
Ver2.0のFireWire DV Support、QuickTime FireWire DV Enablerを入手しておいて下さい。

3. Apple純正PremiereプラグインDV Divice Control、DV Exportを用意します。

アップルコンピュータのFireWireサイトからのAdobe Premiere Plug-Ins.smi Adobe Premiere Plug-Ins.smiをダウンロードし、DV Device Control、DV ExportをPremiereプラグインフォルダに入れます。

4. Premiere5.1の設定を行います。

ファイルメニューの環境設定からデバイスコントロールを開き、DV Device Controlを選択します。

これで、DV取り込み時のデバイス制御(DVカメラのコントロール)が可能になります。

また、DV書き出しの際には、ファイルメニューの出力からDV Exportを選択します。これで、Premiere上からDV書き出しが可能になります。なお、DV Exportプラグインでは、もともとデバイス制御機能はありません((PowerMac G3においてもできない))から、この点は諦めて下さい。

ご参考

全く同じ操作で、iMac DV+Premiereの問題も解決することができます。

情報をお寄せいただいたゴルゴ14さんはじめ、動作確認報告をいただいたみなさん、ご協力ありがとうございました。


  EditDV,MotoDVなど、デジタルオリジン社製品

PowerMac G4(AGPグラフィックモデル)内蔵のFireWire端子を利用することはできません。最新である1.6.1ドライバでも使えません。

MotoDVカードについては、うまくいくというご報告もあるのですが、少なくとも私の環境(工場から出荷されたすっぴんのもの)では、MotoDVカード(1997年製)を装着したら起動すらしません。起動音がして、ハードウェアチェックに行ったっきりです。

  Adaptec系FireWireカード(FireMaX IIやHotConnect8945)

FireMaX IIやHotConnect8945については、すでにYosemiteの時点で(SCSIカードとしては使用できるが)FireWireカード(DV取り込み)には使用できませんでしたから、PowerMac G4(AGPグラフィックモデルでもPCIグラフィックモデルでも両方とも)ダメでしょう。

  fireSOFT

fireSOFTも使えません。FireSOFT自体は、バージョンアップの予定はないとのことですが、ProMAX社では新ソフトの開発をしているようで、別名の新製品として登場するはずです。その際、FireSOFTからのアップグレードパスが用意されるかどうかは、現時点では誰にもわかりません。

  FinalCut Pro

ついに発売なったFinalCut Pro1.2では、もちろん、PowerMac G4(AGPグラフィックモデル)内蔵のFireWire端子にも、もちろん、Velocity Engineにも対応しています。というか、1.2はG4をターゲットマシンにしているという方が正しいと思います(これまでの1.01Eでは正式には対応していませんが、使えなくはなかったのですが)。1999.12.23更新

  iMovie

ソフトの使用許諾上の問題はありますが、iMovieはPowerMac G4(AGPグラフィックモデル)でも使えます。iMac DVもFireWire2.2だからです。ソフトの使用許諾上、問題がありますから、これは、まあ単なる参考情報として読み流してください。


MacDTV.com
 

Copyright(C) Yasushi SATO 
All Right Reserved.   


--PowerMac G4 暫定情報にもどる--

--MacDTV.com TopPageにもどる--