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2000.01.14改訂 |
ここでは、PowerMac G4のFireWire端子を使ったDV取り込み・DV書き出しについて、暫定情報をお送りします。
■PowerMac G4のFireWire端子を使ったDV取り込み・DV書き出しについて
PowerMac G4(PCIグラフィックモデル)では、基本的にPowerMac G3 Blue & Whiteと同様です。ほぼ問題はありません。問題があるのは、PowerMac G4(AGPグラフィックモデル)の方です。ここは誤解の無いように。
PowerMac G4(AGPグラフィックモデル)ではロジックボードが新設計なので、FireWire2.2以降でないと使用できません。これが原因で、PowerMac G3 Blue & WhiteやPowerMac G4(PCIグラフィックモデル)で使用できていた各種ソフト(FireWire2.1以前に対応)に不具合が生じています。
■Premiere 5.1 J(2000.01.09更新)
基本的には、Premiere 5.1c Jの登場まで使えません。登場すれば、Apple純正プラグインは不要になると思われます。
しかし、現行Premiere5.1Jを使用する裏技は、2つあります。
ひとつめの方法は、Premiere 5.1 Jに5.1c Updater(英語版)をあてて使う方法です。内容はMacDTV.com掲示板に報告されていますが、使用許諾を理解の上、自己責任で行って下さい。使用許諾上も技術的にも、お薦めしません。
そこで、以下の方法をお薦めします。
■Apple純正Premiereプラグイン
DV ExportとDV Device Controlの両Premiereプラグインは、通常のMacOS環境では使用できません。このような措置をとって下さい。
(なお、以下はPremiere5.1cを使う必要はありません。現行5.1日本語版であっても動作可能にします)
1. MacOS 9または、MacOS 8.6を新規インストールします。
この時点で、
・FireWire Support J1-2.22
・FireWire Enabler J1-2.22
がインストールされていますが、これはそのままにしておくこと。FireWire 2.0や2.1ではPowerMac G4(AGP)の内蔵FireWireが使えないからです。QuickTime関連は4.0.3がベースになっています。
・注目すべき2つのファイル、
・FireWire DV Support 2.1
・QuickTime FireWire DV Enabler2.1
がインストールされています。
このふたつのファイルを旧バージョンに置き換えることが
ポイントです。2. QucikTime Updaterのカスタムインストールします。
「QuickTIme FireWire DV」だけをUpdate(この場合、Downdateというのかな(笑))してください。
この操作で、(2000年1月14日現在)
・FireWire DV Support 2.0
・QuickTime FireWire DV Enabler2.0
に置き換わります。(QuickTime 4.02ベース)
アップルのQuickTimeサイトのファイルは、早晩、QuickTime 4.03JまたはQuickTime 4.1Jに置き換わることが予想されます。時期を逸すると入手不可能になりますから、早めにこの操作を行ってVer2.0のFireWire DV Support、QuickTime FireWire DV Enablerを入手しておいて下さい。3. Apple純正PremiereプラグインDV Divice Control、DV Exportを用意します。
アップルコンピュータのFireWireサイトからのAdobe Premiere Plug-Ins.smi Adobe Premiere Plug-Ins.smiをダウンロードし、DV Device Control、DV ExportをPremiereプラグインフォルダに入れます。
4. Premiere5.1の設定を行います。
ファイルメニューの環境設定からデバイスコントロールを開き、DV Device Controlを選択します。
これで、DV取り込み時のデバイス制御(DVカメラのコントロール)が可能になります。
また、DV書き出しの際には、ファイルメニューの出力からDV Exportを選択します。これで、Premiere上からDV書き出しが可能になります。なお、DV Exportプラグインでは、もともとデバイス制御機能はありません((PowerMac G3においてもできない))から、この点は諦めて下さい。
ご参考
全く同じ操作で、iMac DV+Premiereの問題も解決することができます。
情報をお寄せいただいたゴルゴ14さんはじめ、動作確認報告をいただいたみなさん、ご協力ありがとうございました。 |
■EditDV,MotoDVなど、デジタルオリジン社製品
PowerMac G4(AGPグラフィックモデル)内蔵のFireWire端子を利用することはできません。最新である1.6.1ドライバでも使えません。
MotoDVカードについては、うまくいくというご報告もあるのですが、少なくとも私の環境(工場から出荷されたすっぴんのもの)では、MotoDVカード(1997年製)を装着したら起動すらしません。起動音がして、ハードウェアチェックに行ったっきりです。
■Adaptec系FireWireカード(FireMaX IIやHotConnect8945)
FireMaX IIやHotConnect8945については、すでにYosemiteの時点で(SCSIカードとしては使用できるが)FireWireカード(DV取り込み)には使用できませんでしたから、PowerMac G4(AGPグラフィックモデルでもPCIグラフィックモデルでも両方とも)ダメでしょう。
■fireSOFT
fireSOFTも使えません。FireSOFT自体は、バージョンアップの予定はないとのことですが、ProMAX社では新ソフトの開発をしているようで、別名の新製品として登場するはずです。その際、FireSOFTからのアップグレードパスが用意されるかどうかは、現時点では誰にもわかりません。
■FinalCut Pro
ついに発売なったFinalCut Pro1.2では、もちろん、PowerMac G4(AGPグラフィックモデル)内蔵のFireWire端子にも、もちろん、Velocity Engineにも対応しています。というか、1.2はG4をターゲットマシンにしているという方が正しいと思います(これまでの1.01Eでは正式には対応していませんが、使えなくはなかったのですが)。(1999.12.23更新)
■iMovie
ソフトの使用許諾上の問題はありますが、iMovieはPowerMac G4(AGPグラフィックモデル)でも使えます。iMac DVもFireWire2.2だからです。ソフトの使用許諾上、問題がありますから、これは、まあ単なる参考情報として読み流してください。
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