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Final Cut Proでキャプチャー

1999.12.23初稿
1999.12.26初稿


まずは、Final Cut Proでのキャプチャーからご紹介してゆきましょう。

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この記事は、Final Cut Pro英語版(1.0→1.2Update)を元に作成しています。1.2日本語版の到着後、記載を改める予定です。


 まずは、キャプチャーから。

キャプチャーをするには、FileメニューのLog &Captureコマンドを使います。これがキャプチャーウインドウになります。


拡大図


Device Control

まずは、Device Controlの設定を覗いてみましょう。Device Control...ボタンを押してみます。

このように、さまざまな制御プロトコールが使えることがわかります。

今回は、FireWire経由のDVを選択しますが、RS-422(いわゆるソニー9pin)やVISCAも試してみたいと思っております。

現在のわたしの状況

PowerMac G4プレインストール版MacOS 8.6Jに対して、Final Cut Pro 1.01EとFinal Cut Pro 1.2 Updater、それとQuickTime 4.03Eをインストールしただけでは、DV機器のDevice Controlができませんでした。FireWire関連機能拡張ファイルかDV Enablerが見つからない、といわれてしまうのです。(DCR-PC10、DCR-VX1000、DHR-1000いずれも)
また、市販のMacOS 9.0Jに対して、Final Cut Pro 1.01EとFinal Cut Pro 1.2 Updater、QuickTime 4.03Eをインストールしてもダメです。
日本語MacOS環境に英語版Final Cut Proだとうまくいかないのかなあ。

99.12.26追記 QuickTime InstrallerでQuickTime4.03Eをネットワークインストールすると、QuickTime FireWire Support,QuickTime DV Enablerは、Ver2.0がインストールされるようです。で、うちのマシン達の中に入っているこれらのファイルの一番Verの進んでいるもの(2.12f3)を探し出していれてやると、なんとかDevice Controlできるようになりました。先に、QuickTime4.03を入れ、Final Cut Pro 1.01をインストールし、レジストした後、Final Cut Pro 1.2Updateをかけるといいようです。

で、仕方がないので、DVデッキを手動操作することにします。DVデッキの再生ボタンを押すと、無事にMacモニタ上にDVの画像が映ります。


キャプチャーのための共通設定 Image Compression Manager

続いて、Capture...ボタンを押すと、Captureダイアログが表示されます。

QuickTime SettingsのVideo...Audio...ボタンを押すと例によってImage Compression Mangerを呼び出され、ビデオ設定の圧縮、イメージ(DVだと(どのみち変更不可なので)ダイアログは出てこない)、ソースの各ダイアログが表示されます。この辺も、他のDTV編集ソフトと共通していますね。


Scratch Disk...

Scratch Disk...ボタンを押して、キャプチャー直後のムービー画像・音声や、レンダリングムービーの置き場を設定します。

デフォルトだと、Scratch Sourceフォルダ(Final Cut Proと同一階層)にムービーデータは落ちますが、置場所はもちろん変更可能です。

Captureの実行

Captureを実行するには、Nowボタンを押します。


Captureを終了するには、
escキーを押します。(通常ならば、マウスクリックをするとか、Command+.などが一般的なのですが...)

MacOS 8.6環境下で、長時間Captureすると、ChainCapture機能で分割取り込みされますので、2GBの壁は実質ありません。

この辺りの技術背景については、DTVにおける2GBの壁 1999年夏版をお読み下さい。

DVの場合は約9分で2GBに達しますが、これを超える分は次のムービーファイルへと連続分割取り込みされます。

22分の連続取り込みを行った例 2GB + 2GB + 300MBの3つに分割されて保存されている。元ファイルであるClip 0000-av-0を再生すると、これらの3つのファイルが、あたかもひとつのムービーファイルであるかのように連続再生される。


では、MacOS 9環境下では、果たして真の意味での2GBの壁の解消=2GB以上のムービーファイルの作成ができるのでしょうか。つまり、Final Cut Pro 1.2は新File Managerに対応しているのでしょうか??答えはNo。残念ながら、分割取り込みされてしまいます。Final Cut Pro 1.2は新File Managerに対応していないのでしょうねえ。

でも、ねえ、ほんというと、iMovieのようなシーン自動検出分割機能の方がいいなあ、と思います。(Final Cut Proに搭載されていないもんですかねえ、まだ1.2のマニュアルは覗いていないのですが。(1.01のマニュアル(英語版)には書いてなかったです)



まずは、キャプチャーからご紹介しましたが、Device Controlがうまくいかなくってしっくり行きませんねえ。日本語版が届いたら、またレポートします。

次は、エフェクト関連の話題について、何回かに分けてお送りします。


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