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1999.12.26初稿 |
まずは、Final Cut Proでのキャプチャーからご紹介してゆきましょう。
この記事は、Final Cut Pro英語版(1.0→1.2Update)を元に作成しています。1.2日本語版の到着後、記載を改める予定です。
■まずは、キャプチャーから。
キャプチャーをするには、FileメニューのLog &Captureコマンドを使います。これがキャプチャーウインドウになります。
拡大図 ■Device Control
まずは、Device Controlの設定を覗いてみましょう。Device Control...ボタンを押してみます。
このように、さまざまな制御プロトコールが使えることがわかります。
今回は、FireWire経由のDVを選択しますが、RS-422(いわゆるソニー9pin)やVISCAも試してみたいと思っております。
現在のわたしの状況
PowerMac G4プレインストール版MacOS 8.6Jに対して、Final Cut Pro 1.01EとFinal Cut Pro 1.2 Updater、それとQuickTime 4.03Eをインストールしただけでは、DV機器のDevice Controlができませんでした。FireWire関連機能拡張ファイルかDV Enablerが見つからない、といわれてしまうのです。(DCR-PC10、DCR-VX1000、DHR-1000いずれも)
また、市販のMacOS 9.0Jに対して、Final Cut Pro 1.01EとFinal Cut Pro 1.2 Updater、QuickTime 4.03Eをインストールしてもダメです。
日本語MacOS環境に英語版Final Cut Proだとうまくいかないのかなあ。99.12.26追記 QuickTime InstrallerでQuickTime4.03Eをネットワークインストールすると、QuickTime FireWire Support,QuickTime DV Enablerは、Ver2.0がインストールされるようです。で、うちのマシン達の中に入っているこれらのファイルの一番Verの進んでいるもの(2.12f3)を探し出していれてやると、なんとかDevice Controlできるようになりました。先に、QuickTime4.03を入れ、Final Cut Pro 1.01をインストールし、レジストした後、Final Cut Pro 1.2Updateをかけるといいようです。
で、仕方がないので、DVデッキを手動操作することにします。DVデッキの再生ボタンを押すと、無事にMacモニタ上にDVの画像が映ります。
■キャプチャーのための共通設定 Image Compression Manager
続いて、Capture...ボタンを押すと、Captureダイアログが表示されます。
QuickTime SettingsのVideo...、Audio...ボタンを押すと例によってImage Compression Mangerを呼び出され、ビデオ設定の圧縮、イメージ(DVだと(どのみち変更不可なので)ダイアログは出てこない)、ソースの各ダイアログが表示されます。この辺も、他のDTV編集ソフトと共通していますね。
■Scratch Disk...
Scratch Disk...ボタンを押して、キャプチャー直後のムービー画像・音声や、レンダリングムービーの置き場を設定します。
デフォルトだと、Scratch Sourceフォルダ(Final Cut Proと同一階層)にムービーデータは落ちますが、置場所はもちろん変更可能です。
■Captureの実行
Captureを実行するには、Nowボタンを押します。
Captureを終了するには、escキーを押します。(通常ならば、マウスクリックをするとか、Command+.などが一般的なのですが...)MacOS 8.6環境下で、長時間Captureすると、ChainCapture機能で分割取り込みされますので、2GBの壁は実質ありません。
この辺りの技術背景については、DTVにおける2GBの壁 1999年夏版をお読み下さい。
DVの場合は約9分で2GBに達しますが、これを超える分は次のムービーファイルへと連続分割取り込みされます。
22分の連続取り込みを行った例 2GB + 2GB + 300MBの3つに分割されて保存されている。元ファイルであるClip 0000-av-0を再生すると、これらの3つのファイルが、あたかもひとつのムービーファイルであるかのように連続再生される。
では、MacOS 9環境下では、果たして真の意味での2GBの壁の解消=2GB以上のムービーファイルの作成ができるのでしょうか。つまり、Final Cut Pro 1.2は新File Managerに対応しているのでしょうか??答えはNo。残念ながら、分割取り込みされてしまいます。Final Cut Pro 1.2は新File Managerに対応していないのでしょうねえ。
でも、ねえ、ほんというと、iMovieのようなシーン自動検出分割機能の方がいいなあ、と思います。(Final Cut Proに搭載されていないもんですかねえ、まだ1.2のマニュアルは覗いていないのですが。(1.01のマニュアル(英語版)には書いてなかったです)
まずは、キャプチャーからご紹介しましたが、Device Controlがうまくいかなくってしっくり行きませんねえ。日本語版が届いたら、またレポートします。
次は、エフェクト関連の話題について、何回かに分けてお送りします。
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Yasushi SATO |
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