日本のMac界の老舗ソフトハウス、エルゴソフト社が、パッケージソフト事業終了のお知らせを出しています。すなわち、ワープロソフトegword、日本語入力プログラムegbridgeも販売終了し、パッケージソフト事業終了、とのこと。
古くからのMacユーザにとっては、エルゴソフトは「常に日本のMac、Macの日本語環境と共にある」と信じて疑いもしませんでしたので、このニュースには本当に驚かされました。おそらくMac系Webでも、多くの惜別記事が掲載されるだろうと思います。わたしも、漢字Talk 6.0.xの時代から、エルゴ製品を使っていました。
EG Bridge
当時は、Apple純正日本語入力プログラムことえりすらなく(ことえりは漢字Talk 7.1以降)、もちろんATOKもなかった。
通信ソフトEG Talk
ただし、使ってみたが、フリーウェアのComNiftyで充分という結論に。
簡易DTPソフトEG Book
結局、あまり使わなかった。
EG Word
当時は、MS Wordは英語版しかなく、日本語版はExcelのみ。MS Officeなることばすらなく、PowerPointは存在すらしていなかった(はず)。
なにしろ、わたしの勤務先では1990年代中頃は、Mac全盛期。Macで2000台超えのネットワークを組んでました。そのときの標準ワープロがEG Word。当時のEG Wordの方が今のMS Wordよりも使いやすかったと未だに思いますもの(MS Wordが使いやすいと思った時代は一度もない)。
とはいえ、時は過ぎ、勤務先のネットワークもWindowsに移行して、今や私のオフィスにあるMacは私の私物のPowerBookのみ。あるいは、Macでも、MS Officeが標準ソフトになり...。
このニュースが飛び込んでくるまで、EG
Wordのことをすっかり忘れてました。情けないことに。
古くからの友人の悲報を聞いて、そのヒトのことを思い出す...みたいな、後ろめたい喪失感を感じつつ。
この記事のURL: http://www.macdtv.com/Macunamatata/Articles/20080130/index.html