ITmedia +D LifeStyle 2006.04.17の小寺信良さんの記事 [ 情報過多が作り出す「Level1飛空艇」症候群 」を読みまして。
小寺さんの記事は、内容も、芸風(笑)も含めて、いつも非常に楽しみにしておりまして、今回も楽しめました。ゲームをまったくやらない私には、Level1飛空艇症候群なるネーミングの意味も妙味もいまひとつわからないのですが、
近年の新社会人は、まだ何も経験しないうちから、情報としてはすべてを把握しているつもりになっている傾向がある。
というのには、ある意味、同感ですね。もちろん新入社員全員がそうなのではなく、この手のヤツはごく一部にすぎないのですが、一方で、この手のヤツは非常に「目立つ」し「印象に残る」のもので。
なんだろう、あの「根拠のない全能感」みたいなものは。なんでも知ってる、なんでもできる、と思っている、だけど何の根拠もない。そして、安っぽいプライドがくじかれると、反動で、逆ギレ or 落ち込み。
「自分以外はみんなバカ症候群」とかいう書籍も読まれているようで、--私はこの本を読んでないのに極めて無責任ですが--、それもこの記事に共通するものがあるんじゃないかな、と思います。
結局ね、ネットなりで仕入れた「知識」が勝負を決めるのではなく(知識は勝負に左右する一要素には違いないけど、ずべてでもない)、知識やツールを駆使して「自分で生み出したもの」こそが勝負なわけで。
とはいえ、その昔自分たちも、上の世代から同じように思われてきたんだろうなあと思うと、ヒトのことは言えた義理じゃないんですけど(笑)。古代エジプトの碑文にも「最近の若いヤツは...」と書いてあったようですし。
この記事のURL: http://www.macdtv.com/Macunamatata/Articles/20060419/index.html