LinuxザウルスSL-C3000を使ってます。iCalのデータは、ZMacSyncというソフトを使ってザウルス予定表に転送させています。でも、残念ながらこれまでのZMacSync
1.5.xは、Tigerに対応してませんでした。
開発者の方からは、Tigerに搭載されたSyncServerフレームワークに対応するため、と説明されてました。
そんなわけで、ここ2ヶ月間、ザウルスで予定管理ができなくって、急遽Palm
m505を引っ張り出したりして(ちなみに、PalmとTigerは特に問題なし)。
でも、ついに、Tiger対応のZMacSync
2が登場しました。まだβ1版なので、挙動がかなりおかしいですが、開発者の方に感謝して、せっせとバグレポートしよっと。
さて、インストール方法を簡単にご紹介しときます。
前提
Mac
OS X 104.2
Tiger
ザウルスは、SL-C3000(←HDD搭載機種)
1.
ザウルス側:[設定]→[PCリンク]で、
[PC連携方式]、名前[root]、IPアドレス[192.168.129.201]
通信方式[USB接続(ネットワーク)]
2.
Mac側:USB
Driverのインストール
"
AJZaurusUSB.pkg"を実行したら、Tigerを再起動。
3.
Mac側:ネットワークの設定
ZMacSyncは、USBケーブルを介してネットワークで通信します。インターネット接続用のネットーワーク設定とは別に、Zaurus接続用のネットワーク設定(=場所)を作っておくと便利です。
USBケーブルを差し込んでから、[システム環境設定]の[ネットワーク]で[新しい場所...]を作り、[ネットワークポート設定]で[Ethernetアダプタ(en2)]をチェック。(ケーブルを差し込み、ザウルスを起こしておかないと、[Ethernetアダプタ(en2)]は表示されません)
[IPアドレス]を[192.168.129.1]と手入力し、適用
4.
Mac側:ZMacSyncのインストール
これは、ドラッグコピーでOKです。アプリケーションフォルダにでも入れといてください。
5.
Mac側:ZMacSync
アプリケーションメニューの[Preferences...]で、[default]ボタンを押す。ザウルスのrootユーザのパスワードも必要ならば入力。[Preferences...]を抜けると、ZMacSync上でザウルスが認識される(バッテン印が消える)はすです。
6.
Mac側:ザウルスへのインストール準備
"
ZMacSync"で、[File]メニューの[Mount on
desktop]を実行すると、デスクトップに"Home"という名のサーバアイコンが表示されます。SL-C3000の場合、"Internal_disk"、"SD_Card"、"CF_Card"が見えますから、"Internal_disk"内の"Install_Files"を開きます。
ZMacSyncダウンロード時にできた"Tool"フォルダの中にある"zmacsync_2.0b1_arm.ipk"、"dtm2xml_2.0_arm.ipk"、"openssh-server_3.6.1p1_arm.ipk"の3つを"Install_Files"フォルダにドラッグアンドドロップします。[File]メニューの[Eject]を実行して、アンマウントします。
7.
ザウルス側:インストール
[設定]タブの[ソフトウェアの追加/削除]を開き、"zmacsync_2.0b1_arm.ipk"、"dtm2xml_2.0_arm.ipk"、"openssh-server_3.6.1p1_arm.ipk"の3つをインストールします。
8.
Mac側:仕上げ
"
ZMacSync"を開きます。最初に1回だけ[File]メニューの[Open
console...]を実行すると、コンソール画面が出、英文が表示されています。yesと入力します。(ザウルスのrootのパスワードも必要ならば)
これで、準備完了です。
データのバックアップを取ったら、早速同期を実行してみましょう。[File]メニューの[Refresh
Sync...]を実行します。
今後は、[Refresh
Sync...]を実行するだけです。
今日現在わたしの環境では、
●
Syncを実行してもちゃんと終了しない(数分してもZMacSyncの作業が完了せず、みるとハングしてます。ただ、ザウルス予定表を見ると、ちゃんと転送されてきていますますので、終了プロセスに問題があるのかな。
●
iCal→ザウルス予定表で、まれに転送されない予定がある。
といった挙動が出ています。
前バージョンと比較すると、
インストールが簡単になった。
SL-C3000の場合、デフォルトのファイルではだめで、ZMacSyncの設定ファイルの中身をちょこちょこっと書き換えないといけなかった。(これは、インストール時に1回だけだから、全然困らなかったけど)。また、ザウルスソフトのインストールも、ザウルスボリュームをFinderにマウントできるようになったのもこれは便利になりましたね。これまで、コマンドを叩いてましたから。
予定表の時刻表示の不具合(ザウルス予定表上で9時間ずれることがあった(時差+0900処理のバグか?))
ちょっとしたテキストの文字化け
などもなくなったようです。
また、ザウルス予定表→iCalは今バージョンでもサポートされていません(あんまり困らないんですけどね)。