いつも、旅に出ますと、「今、自分はどこに居るのか」ってことが気にかかる性質(タチ)です。
で、今年は、地図とGPSレシーバを用意しました。
まずは、地図。 海外の国の地方の詳細地図ともなると、日本で入手するのはなかなか難しいものです。で、航空地図を用意しました。なにしろ航空地図、パイロットのための業務用地図ですから、地形は詳しいですし、なにしろ全世界を網羅してありますからね。わたしのような用途には最適です。
一方、GPSの方はというと。
iPAQのようなPDAにGPSカード、というパターンも考えましたが、連続稼動時間なども考慮すると、今回の旅行のような用途には不向きかな。都会の旅ならともかく辺境の旅だと、乾電池で長時間稼動、といったタイプでないと...。そう考え、Garmin社のeTrex
VISTAという機種にしました。これに、MapSource(CD-ROM版)の世界地図データを流し込んで持ってきました。
まあ、結論から言うと非常に単純なのですが、そこに至るまでの経緯が、なにしろ泥縄なわたしなので、例によってバタバタしてました。GPSと地図を持っていこうかと思いついたのが7月31日(木)夕方、それなのに8月6日(水)の出発に間に合わせようとしたんですもの。
31日(木)夕方に思いついてインターネットで探し始め。
GPSの方は、システムプロデューサアソシエイツ社さんにeTrexの詳細やら推奨機器を問い合わせ、その夜の内に「翌日8月1日(金)午前までに入金すれば8月3日(日)までに届く」とのご提案・御約束を頂き、なんとか無事入手。入金が遅れると、出荷が翌週の4日(月)になるのでアウト、というきわどい状態だったのに、ご対応、ありがとうございました。
航空地図の方も、これと併行して、8月1日(金)の夕方に、神保町の地図専門店マップハウスさんで入手しました。お店に着いたのが閉店時間後になっちゃったのに、店を開けて頂いた上に長時間ごそごそを探し物をさせていただき、ありがとうございました。おかげさまで、Aeronautical Chart(アメリカ運輸省航空地形図)の1/50万のTPC、1/200万のJNCで、該当する地域の地図を入手できました。
ちなみに、現地ブラジルの書店で入手できた地図でも1/140万でしたから、それに比較しても、国内で1/50万の地図を入手できるというのはすばらしいことです。
さてさて、こうして持ってきた地図とGPSですが、いや、これが面白いのですね。だだっ広いアマゾン川の上で今どこに向かっているとか、パンタナール大湿原のどこをさまよっているか、とか、あたりまえですがリアルタイムにわかるのですから。しかも、足跡を保存して持って帰りましたんで、あとでパソコン上で表示することもできますしね。
いやいや、これはいいおもちゃを手に入れました。今後の旅行ではかかさず持ってゆこうっと。
ちなみに、今は、とりあえずWindowsマシンを母艦にして、eTrexへ地図データ(MapSource)を流し込んだり、eTrexからデータを吸い出したりしていますが、Macに接続してMacFanなんかと併用すればカーナビとしても使えるようなので、追々こんな遊びも試してみたいとも思ってます。
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