3種類の取り込み方法
取り込み方法は、[クリップ]取り込み、[今すぐ]取り込み、[バッチ]取り込みの3種類があります。
[今すぐ]取り込み
[今すぐ]取り込みに関しては、前項でご紹介したとおりですが、実際的には、前項の例のような「テープを再生しながら欲しいシーンを探して、そのシーンだけを取り込む」というのはまれではないかと思います。
よくやるのは、テープ1本をまるごと取り込んでしまうやりかたでしょう。つまり、取り込みの段階ではシーンの選別をするのではなく、テープ丸ごと取り込んだ後、Final
Cut Pro上のビューワやタイムライン上でシーン探しを行う、というやりかたの方が便利です。このやりかたなら、テープの最初で[今すぐ]ボタンを押したら、あとは1時間ほおっておけばよいだけで済みますから。
[今すぐ]取り込みでテープ1本丸ごと取り込んでしまう場合の注意点は次の通りです。
シーン毎にクリップ分割したいなら、[クリップの設定]タブの[開始/停止位置に新規クリップを作成]チェックボックスをオンにしておくこと。
[クリップの設定]タブの[開始/停止位置に新規クリップを作成]をオンにしておくと、HDVカメラでの撮影シーンごと(撮影日時が不連続になっているところを検出して)クリップを分割してくれます。
逆に、オフにしておくと、テープ1本分のシーンが、ひとつのクリップとして取り込まれます。
私は、シーン毎にクリップ分割した方が便利だと思うので、このチェックボックスをオンにすることをお勧めします。
AVCHD取り込みの場合、自動でシーン毎にクリップ分割されてます(というか、AVCHDビデオカメラ自体が、シーン(録画ボタンを押して録画開始してから、再び録画ボタンを押して収録を終了するまで)それぞれが別ファイルとして保存するようになっています)。
DV取り込みの場合、シーン毎にクリップ分割する機能はありません。取り込み後は、テープ1本分のシーンを、ひとつのクリップとして取り込むことしかできません。それだけでは不便なので、その大きなクリップに対して、[DV開始/停止の検出]を行えばシーン毎にサブクリップ化することができる機能が搭載されています。この機能のおかげで、実際上の不便さはありません。
途中で取り込みが終了するときは、[システム設定]をチェック
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