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2000.05.01初稿
2000.09.17更新

ここでは、Premiereプラグイン・Boris Factoryをご紹介します。

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    Boris Factory

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Boris Factoryは、Premiere(やその他のDTVソフト)のプラグイン「Boris FX」の流れをくむプラグインソフトウェアで、Premiereのトランジッション(画面転換)効果を拡張してくれます。

インストーラーを実行すると、[Premiere]フォルダ内の[プラグイン]フォルダにBoris Factoryプラグインがインストールされます。

Premiereを起動し、効果ウインドウを見ると、Boris Factoryという項目が現れます。

図 Premiereの効果ウインドウ

Premiere純正のトランジッション効果と同様に、タイムラインウインドウにドラッグアンドドロップで配置し、

図 PremiereのタイムラインウインドウにBoris Factory効果を配置

トランジッション効果をダブルクリックすることで、Boris Factoryのダイアログが現れます。

図 Boris Factoryプラグイン

上図の例は、Cube scatter 効果で、

A画面が直方体に割り付けられ、徐々に直方体が小さくなってゆき、B画面に切り替わる

といったエフェクトです。こんな人目を引く効果が簡単に作れます。

Boris Factoryでは、これだけの種類のトランジッション効果を簡単に作ることができます。

カテゴリー

効果の数

Classics

10 種類

Cubes

9 種類

Dissolves

10 種類

Pageturns

11 種類

Particles

12 種類

Ripples and Waves

11 種類

Slides

9 種類

Spheres and Cylinders

10 種類

Splits

11 種類

Wipes

10 種類

図 Boris Factoryの効果の種類



Boris Factoryダイアログのウインドウの名称が「Instant Boris」となっていることにお気付きでしょうが、Boris Factoryの兄貴分のソフトは、「Boris FX」です。

Premiere(やその他のDTVソフト)のプラグイン「Boris FX」は、3Dエフェクトなどの特徴で定評がありますが、

図 Boris FXプラグイン

このように、After EffectsやFinal Cut Proライクなインターフェースをみるとわかるように、非常にたくさんのパラメータを制御しての複雑なトランジッション効果を施すことができます(Boris FXには、トランジッションだけでなく、フィルタ効果もあります)。
一方で、パラメータが多すぎて、特に初心者には荷が重い、という面がありますから、そんなニーズに応えるため、Boris Factoryが用意されているようです。

つまり、Boris FXを使ってできる効果のうち、基本的なものをプリセットしてくれているもの、それが、Boris Factoryと考えればよいようです。

実際、Boris Factoryでは、各カテゴリを選択すると現れるエフェクトを選び、Apply(適用)ボタンを押すだけで、そこそこそれなりの凝ったトランジッションを施すことができるお手軽さ。

低価格に抑えられていることもあって、Premiere純正のトランジッションの物足りないもののBoris Effectsといった高価なプラグインソフトには踏み切れない、そんなユーザ層に受けそうです。


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