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After Effects編 |
2001.10.14更新 |
ここでは、SyntheticAperture社のプラグインソフトEcho Fire 2.0のご紹介をお送りします。After Effects上ではどんなことができるようになるのでしょうか。
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Echo Fire 2.0 |
Final Cut ProやeditDVといったDV編集ソフトでは、編集中の画像を、Macモニタ上だけでなく、FireWire経由DVカメラ(に接続されたNTSCモニタ)に表示することができます。この機能は、制作途中段階においてもNTSCモニタに映した出来映えを確認できるという意味において、必須といえます。
ところが、After Effectsにはそのような機能がありません。この機能を補ってくれるものが、Echo Fireです。
Echo Fireをインストールすると、このようなウインドウが現れ、この再生ボタンを押すと、当たり前のように、NTSCモニタ上にAfter Effectsで作業中のムービーが表示されます。
これは、便利ですねえ。
ところで、After Effectsはソフトの性格上、Final Cut ProやeditDVといったDV編集ソフトと比較して、より合成作業に使われる局面が多いわけです。そのたびに、レンダリングが必要になります。
After Effectsのウリである、RAMプレビューは、「ちょこっと作業してRAMプレビュー、また、ちょこっといじってRAMプレビュー」といったようなやりかた(こまめな確認のためのにRAMプレビューを繰り返す)に向いていますが、泣き所は、
● RAMの搭載量に限界があるので長いシーンには使えない
ただし、After Effectsでの作業を考えると、一度にそれほど長いシーンのRAMプレビューをするとも思えないですが
● データがRAMに展開するので、後に残らない、
という点にあります。この事情は、Echo FireによるNTSCモニタへの再生機能においても、当てはまります。いや、より当てはまる、というべきでしょうね。
今(After Effects 5.0)でこそRAMプレビューの保存機能が付きましたので問題ないですが、After Effcts 4では、これらの泣き所があって、長尺物にRAMプレビュー機能は使い物にならなかったのです。
そこで、Echo Fireの別の機能として、RAMプレビューを補うために、Echo Fire Rapid Previewという機能が搭載されています。[Echo Fire Control]コントロールパネルの[Rapid Preview Settings]を開き、
[Use Disk-Based Rapid Preview]を チェックすると、Rapid Previewを実行したとき、HDD上の指定場所に、
Cacheファイルが作成されます。これにより、RAMプレビューにおける、RAM搭載量から来る再生時間の制限のネックが解消されるわけです。また、Cacheファイルは、ムービーファイルとして保存することもできます。
今(After Effects 5.0)でこそRAMプレビューの保存機能が付きましたのでRapid Previewと同等のことができるわけですが、After Effcts 4搭載のRAMプレビューよりは便利な点です。
After Effects使用時においてEcho Fireの便利な点は、上に記した2点の他、Photoshopの例で示した通り、NTSC出力を見越した「色の選択」に関しても当てはまります。特に、After Effectsはソフトの性格上、Final Cut ProやeditDVといったDV編集ソフトと比較して、より合成作業に使われる局面が多いわけです。合成作業の際の「色使い」に気を配るのは基本であり、それを助けてくれるものがEcho Fireである、というわけです。
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