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2002.04.06 Cinema Tools for Final Cut Pro登場

AppleがFina Cut Proと連携してフィルム編集を行うためのユーティリティソフトCinema Tools for Final Cut Pro発表しました。

Cinema Toolsは、もともと、Focal Point Systems社のFilmLogicというソフトで、Final Cut ProやPremiere、Media100に対応していました。昨年のちょうど同じ時期に、Appleが_blank社を買収した(2001.04.21 AppleがFocal Point Systems社(FilmLogic)を買収を参照)ことから、その成果が注目されていました。そして、1年。Final Cut Pro専用としての新登場(再?登場)です。

Cinema Toolsは、35mmや16mmフィルムの編集ツールで、Final Cut Proと連携することで、Mac上でオフライン編集を行うためのユーティリティソフトです。
つまり、この場合のフィルム編集のワークフローは、

フィルムをビデオデータに転送し、そのビデオをMacにキャプチャーしてきて、Mac上で「オフライン編集」でカット編集して、最終的にてTelecine Log file(カット位置のリスト)を吐き出します。そして、そのTelecine Logに基づき、実際にネガフィルムに対してカット編集作業を実行する、

という流れになります。

これをみていてゆくと、「フィルム上の位置」と「ビデオ上の位置」を指定することにポイントがあることがわかりますが、これについては、フィルムの「Film Edge Code」とビデオ上の「TimeCode」を利用することで達成しています。そして、「Film Edge Code」と「TimeCode」の換算を行うものが、Cinema Toolsというわけです。

もうひとつ、ポイントがあって、フィルムは24fps、ビデオは29.97fps(30fps)、という正確なレート変換も前提となりますが、これは、Final Cut Pro自体が対応してますから、問題ないし。Final Cut Proは30P HDや24P HDにも対応していることもあって、フィルムの編集作業におけるFinal Cut Pro(Macプラットフォーム)がより充実したことになりますね。(まあ、そういえば、先月登場した、Apple Cinema HDディスプレイ、というネーミングも、これを念頭に置いているんでしょうね) 。

   

   

   

   

   

   

   

   

   

   

   

   

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