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2003.02.12 Final Cut Pro 3.0.4アップデート日本語版for Mac OS X

2月3日に公開になったFinal Cut Pro 3.0.4アップデート日本語版for Mac OS X(→2003.02.03 Final Cut Pro 3.0.4アップデート日本語版for Mac OS X)ですが、
改善点のひとつに、
・Power Macintosh G4 Dual 1.25 GHz コンピュータ上でのリアルタイム性能が格段に改善
というのがありますので、PowerMac G4 1.25GHz Dual Mirroed Drive Doorsで検証してみました。

まず、ブラウザウインドウをざっと見た限り、リアルタイムエフェクトの種類が増えたようには思えませんでした。

そこで、これまでもリアルタイムエフェクトだった[アウトラインテキスト]と[クロスディゾル]ブをモデルとして、下記のような検証をしてみますと、(「リアルタイム性能が格段に改善」なのかはともかく(笑))確かに性能が向上していることがわかります。

Final Cut Pro 3.0.2
Final Cut Pro 3.0.4
アウトラインテキスト
を重ねる

1ビデオ+6テキスト(計7レイヤー)は、OK
1ビデオ+7テキスト目(8レイヤー目)は、NG

1ビデオ+8テキスト(計9レイヤー)は、OK
1ビデオ+9テキスト目(10レイヤー目)は、NG

クロスディゾルブに
アウトラインテキスト
を重ねる

2ビデオ+3テキスト(計5レイヤー)は、OK
2 ビデオ+4テキスト目(6レイヤー目)は、NG

2ビデオ+7テキスト(計9レイヤー)は、OK
2 ビデオ+8テキスト目(10レイヤー目)は、NG

なお 、アウトラインテキストにモーションをかけたらNG、というのも、これまでと一緒です。Power Macintosh G4 Dual 1.25 GHzクラスだったら、2アウトラインテキストでモーション付き、くらいだったらほんとなら処理可能なパワーを持っているでしょうに。まあ、Final Cut Pro 3では「確実にRT処理が可能なものだけにリミッタで絞る」というポリシーなので、仕方ないんでしょうね。でも、ユーザからすると、少々コマ落ちしてもRT(もどき)で表示してくれた方がうれしい、って局面も少なからずあるのですが。リアルタイムFireWire出力とともに、ここはFinal Cut Pro 4に期待したい点です。

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