ビデオの表示
SDビデオとHDビデオ
フレームサイズやアスペクト比について、もう少し詳しく解説します。
[初級編]で、ビデオ表示の仕組みは、"1秒間に約30枚の紙がめくられ続ける紙芝居"方式で描画されていること、
紙芝居を構成する1枚1枚の「紙」のことをフレーム(frame)といい、フレームサイズ、アスペクト比、フレームレートに関しても説明しました。
ここ[基本編]では、フレームサイズやアスペクト比について、もう少し詳しく解説します。
フレームサイズとは、フレームの大きさ、つまり、フレームが縦・横、何ピクセルで構成されているか、ということです。
" A/Vビデオ"のフレームサイズには、大きく2種類があります。SDビデオ(Standard Definitionの略。標準精細ビデオ)とHDビデオ(High
Definitionの略。高精細)ビデオです。
また、アスペクト比とは、フレームの横:縦の比のことです。4:3と16:9があります。
例えば、TV放送を見ても、地上波デジタル放送では16:9だけですよね。一方、地上波アナログ放送の場合、ほとんどは4:3ですが、まれに(映画などで)16:9の番組もあります(ワイド等と称されます)。
こうして組み合わせをみると、SDビデオには 4:3と16:9の2種類が、HDビデオは 16:9の1種類のみが存在しており、都合3種類があることがわかります。以下、
と記述してゆきます。
SDビデオとHDビデオ
まずは、SDビデオとHDビデオの違いを頭に入れていただくために、SDビデオとHDビデオの代表例どおしを比較してみましょう。つまり、
SDビデオ(ノーマル)、アスペクト比4:3のものと、
HDビデオの代表例、HD 1920×1080(アスペクト比16:9)のもの
とを比較します。
SDビデオ(ノーマル)と、HDビデオ(1920×1080)とを、HDTVで表示すると、こんなかんじで表示されます。
HDTV:SDビデオだけではなく、HDビデオも表示できるTVのこと。液晶やプラズマ等、いわゆる大画面TVなどが該当します。つまり、現在、店頭に並んでいるTVは大半がHDTVです(今時、SDTV(SDビデオしか表示できないTV)を探す方が難しいです) |