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HDDの増設

2003.05.08初稿 2005.07.25改訂

大容量のビデオデータを扱うDTVでは、いずれHDDの増設が必須になります。ここでは、Macの機種別お勧めHDD増設法をご紹介します。

この記事の内容は、DV編集を前提としています。

PowerMacシリーズ

PowerMacシリーズは、内蔵HDD増設のためのベイが用意されていますから、これを活かさないてはありません。内蔵増設しましょう。

DV編集を行う場合、インターフェースとしては、

1GHz以下のPowerMac G4か、それより下のPowerMacシリーズなら、ハードウェアRAID ATAカード増設

PowerMac G4 Mirrored Drive Doorクラスなら、内蔵ATA100系統でソフトウェアRAID

PowerMac G5なら、内蔵SATAのシングルドライブ

に接続すると、経験上、問題はないように思います。

必ずしもRAIDでなければならない訳でもありません。まずはシングルドライブで使ってみて、問題があったらRAIDに移行する、といったやりかたをおすすめします。

iMac、eMac

内蔵HDDだけでは足りなくなった場合、ATA HDDと外付けFireWire HDDケースを購入しましょう。

新規に購入したATA HDDで内蔵HDDを換装し、これまで使用していた内蔵純正HDDは（捨ててももったいないので）外付けFireWire HDDケースに収納します。

新規に購入したATA HDDの方が、これまで使用していた内蔵純正HDDよりも、性能も高く、容量も大きいはずなので、DTVにはもってこいです。

PowerBook、iBook、Mac mini

ノート型機種の泣き所のひとつが、内蔵HDDが遅い、という点です。まあ、2.5インチHDDを使用してますので、致し方ないところですが。
そこで、PowerBookやiBookでは、当然、FireWire HDDを増設することになります。

使い方に関しては、次章のHDDの運用法では、外付けFireWire HDDでなく内蔵HDDを使うことをお勧めしていますが、機種の仕様によっては必ずしも正解ではありません。

古い機種や性能の低い機種ほど内蔵HDDが遅いので、外付けFireWire HDDを使ってDV取り込み・DV書き出しをした方がよさそうです。

一方、内蔵HDDが十分に高速性能のよい新しい機種ほど、外付けFireWire HDDではなく内蔵HDDを使った方がDV取り込み・DV書き出し時のリスクが少なくなります。まあ、古い機種でも、内蔵HDDを換装して高速化する、という手もありますが。

増設用HDD購入の際の一般的な注意事項

お使いのMacがBigDrive（128GB以上の容量のATA HDD）に対応しているか、確認をお忘れなく。

BigDrive非対応機種の場合、120GBのHDDを購入することになるでしょう。

カートリッジ交換式外付けFireWire HDDケース

さらに多くのHDDを増設する際には、カートリッジ交換式外付けFireWire HDDケースをお勧めします。同時に複数のプロジェクトを編集する場合、カートリッジを複数用意し、プロジェクトごとにHDDを使い分ける、など便利な使い方ができます。

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