さて,ここから,わたしの感想ですが,
miroVIDEO DV300は,Adaptec系の製品であることから,なんらかの差別化の必要があります。差別のポイントが,DV
Toolsだ,ということです。
DV Toolsの位置づけは,例えば,「写真をスキャナで取り込んで,加工し,年賀状にプリントする」といったケースにたとえると分かりやすいと思います。すなわち,
スキャンは,何枚もある写真のサムネールアルバムをMac上に自動的に作ってくれるような機能。
キャプチャーは,任意の写真をシートフィーダ付スキャナで,最終品位にまで自動的に取り込んでくれること。
エディットは,簡単な加工なら,このソフト単体で出来るが,もっと高度な作業がしたければ,Photoshopなどのソフトに持っていくこと。
プリントは,いうまでもなく,印刷のこと。
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といった作業に相当します。
例えば,スキャナとプリンタにPhotoDelax(といった初心者向けの機能を絞り込んだ,それらしいユーザインターフェースのソフト)が付いてくる,ようなものです。
一方で,この手のソフトだと,良くも悪くも初心者向けで,物足りないと思うときも来るかもしれません。それは,ユーザによるでしょう。
コストパフォーマンスについて考えると,実売価格で,
fireMAX II |
約9万円 |
miroVIDEO DV300 |
約12万円 |
Mac雑誌98年6月号の広告欄より
で,価格差 3〜4万円 といったところですが,3〜4万円は,
分と考えて下さい。
ですから,Premiereをお持ちでない方にとっては,大変お得といえます。
一方,すでにPremiereをお持ちの方にとっては,DV
Toolsで4万円というのは,(わたしは)高いと思います。
余談ながら,PremiereLEのLEとは,Limited Edition,すなわち機能限定版の意味です。
PremiereLEをお使いの方は,フルパッケージ版にアップグレードされることを,わたしはお奨めします。フル機能が使えるようになることはもちろんですが,充実したマニュアルが入手できる方が,有用です。
まあ,Premiere5.0Jへのアップグレードのチャンスがもうすぐあるでしょうから(詳細不明),この機会にいかがですか。
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なお,
MACLIFEの評価記事のさいには,β版(1.03β)を試用しましたんで,バグが結構残っていたのですが,
現在発売中の1.1では,まともになったとのことです。(松下インターテクノさんの話し)
DVTools1.1 については,近日中にお借りして,確認テストする予定です。
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