HFS plusのパフォーマンス


MacOS Standard FormatとMacOS Extended Formatとのパフォーマンス比較を行ってみました。

(方法)基本的にCheetah(BIOS社Sprinter)のベンチと同じ条件です

ATTO Performance Utilitiesを使用。
DiskCacheは96kB。
8500。
PowerDomain2940UWにUltraWideSCSI接続
MacOSは,7.6.1J(MacOS Standard Format)と8.1J(MacOS Extended Format)との比較

(結果)

 

外周

内周

MacOS Standard Format

MacOS Extended Format
 

MacOS Standard Format

MacOS Extended Format
 

Blocks

KB/sec

KB/sec
 

KB/sec

KB/sec
 

2

173

183

1.05

170

184

1.08

4

334

358

1.07

333

347

1.04

8

658

713

1.08

642

667

1.04

16

1269

1330

1.04

1219

1243

1.02

32

2338

2464

1.05

2215

2301

1.04

64

4051

4260

1.05

3370

3783

1.12

128

6378

5892

0.92

5277

5225

0.99

256

9051

9102

1.00

7255

7250

1.00

512

10695

10572

0.98

8396

8285

0.99

1024

12179

12202

1.00

9286

9175

0.99

2048

13572

13432

0.99

10172

10215

1.00

4096

14012

13853

0.99

10467

10528

1.01

ごらんになると判るとおり,小ブロックサイズでのパフォーマンスが,若干改善されています。これはふれこみ通りです。したがって,通常用途(普通のサイズのファイルを扱う)では,性能向上は見込めるでしょう。もちろん,小ファイルであっても,HDD容量の無駄もなくなりますが...。

一方,大ブロックサイズでは,対して変わりません。したがって,DTVのような用途では,性能面では恩恵はあまりなさそうです。

ただし,このベンチマークテストでいう「ブロックサイズ」,「HFS」と「HFS Plus」で同じものを指しているのかどうか,根本的な疑問はあります(笑)。


DTVにとっては,速度向上は余り望めないという結果でしたから,2GBの壁が崩れる方が重要と言うことですね。

MacOS8.1になったからといって,(先に示したとおり,まだ)2 GBの壁が崩れたわけではなし,

DTVで使うには,現時点では,あんまりメリットはありません。


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