Mac.una Matata !!
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DCR-VX1000といった高画質3CDDシューティング機を手持ち撮影する場合、いかにカメラをホールドするか。いろいろ試行錯誤してわたしが到達した撮影スタイルをご紹介します。
わたしは、愛機DCR-VX1000を連れて、辺境の旅&ネイチャーものの撮影にいくが趣味なのですが、こういったアクティブな辺境旅用途では、三脚による固定撮影だけでなく、手持ち撮影も多いのです。
こんな時に、どうやってDCR-VX1000の大きな図体をホールドするか、ここが悩みのたねでした(たぶん、他のDCR-VX1000ユーザのみなさんもそうでしょう)。
いっそのことDCR-VX9000のような肩載せスタイルにするか、はたまた、キヤノンのキヤノンのレンズ交換可能なXL1みたいな肩載せパッドはないだろうか...。
いろいろ試行錯誤した結果、わたしが到達した撮影スタイルがこちらです。
サファリでの野生動物撮影を例に紹介しましょう。
サファリのように、ビデオでほとんど望遠側で使用する場合、三脚が常道なのですが、サファリの場合、サファリカーに三脚を据え付けるのは至難の業です。また、車ごと揺れたら(サファリカーには、他の乗客がおられます)三脚といえども、対応不可能です。また、とっさのうごきに三脚だと対応しきれないと思います。
そこで、肩載せ式にすることをお薦めします。写真は、わたしの撮影ポーズですが、
基本的には、右手とショルダーパッドの2点支持だけで、手ぶれは起こしません。さらに、撮影中は、左手は、フォーカスリングを支えます。動物の動きには、手先・腕先ではなく、腰全体の回転で対応します。
これには、ドイツHama社のShoulder support 5513 (*)という商品を利用しています。この商品は、新宿ヨドバシカメラ・カメラ館地下のフィルムカメラ機材のフロアーで見つけました。
(*) hama Shoulder support,
with quick clamping device 5513 |
Shoulder supportは、ご覧のように、カメラ固定部(左上)と、アーム部(中央左上から右下へ)、そして、肩パッド部(右下)からなります。
アーム部は伸縮自在になってますし、カメラ固定部とアーム部は人間の関節のようになっていて上下左右に調節可能ですから、DCR-VX1000のビューファインダを覗きながら、これらの調節を行えば、どんな体格の方でも、微調整できるはずです。
Shoulder supportをDCR-VX1000に装着した状態がこちらです。
撮影しないとき、Shoulder supportをはずせないと不便ですよね。脱着は、quick clamping deviceを使っているので、ワンタッチでできます。まず、マウント部分だけをDCR-VX1000の三脚固定穴にしっかりとねじ止めします。そうしておけば、後は、Shoulder support本体をスライドさせるだけで、きっちりと装着・脱着できます。
注)なお、Shoulder supportを装着した状態で三脚に固定する場合は、Shoulder supportごと三脚に固定することができます。
さて、Shoulder supportだけで完璧かというと、そうではありませんでした。肩パッド部(右下)は、人間の「胸の上」辺りに接触しますが、ここを固定しないと肩パッドごとずり落ちてしまうのです。
で、いろいろ思案しました。ビデオ用のベストやら、ベルトを改良しようとか。でも、なかなかいいものがありませんでした。
で、ふと見かけた釣具屋さんでいいものを見つけました。フィッシングベストです。
これだと、作りがしっかりしているし、ビデオ用ベストと同様でポケットも多くて便利だし、水に濡れても大丈夫だし。なにより、釣り竿を固定するためのフォルダ、ハーネスやベルトもついているので、カメラの固定にも使えるでしょう。
で、試してみたのですが、ちょうど、Shoulder supportの肩パッド部が接触する「胸の上」辺り(上図の矢印)には、こんなホルダを装着しました。
このホルダ、本来は、腹部に装着して釣り竿を支えるためのものと思われます。
すると、Shoulder supportの肩パッド部がベストのホルダにきっちりと収まり、しっかりと固定できるではないですか(笑)。
というわけで、Shoulder supportとベストの組み合わせで、しっかりビデオカメラをホールドできます。DCR-VX1000の様に、高画質だけど重いビデオカメラを使用するときには、お薦めと言えます。
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