昨晩、なじみの寿司やさんに行きまして、つまもうかと思ってカウンターに座りました。と、ショーケースを見ると、品数がとても少ないのですね。
どうしたの、と尋ねると
「昨日は大風だったでしょ。時化(しけ)で船が出なかったんですよ」なるほど、なるほど。そういえば西日本を中心に大嵐が駈けぬけてましたっけ。関東地方も大風が一日中吹いていましたっけ。
「アレくらいの風だと、波が8階建てくらいの高さになるんですよ」へー。じゃあ、さて、今日は何があるの?。白身の魚が好きなもんで。
「そんな訳で近海物しかなくって、鰺(あじ)とか、ボラとか」ボラ??ボラって、防波堤釣りしたとき、外道でよく針に引っかかるアレ?。
握りにしてもらうと、確かに白身で歯ごたえがある。でも、なんか歯ごたえだけで、いまひとつ味がしないような。味に特徴がないんですね。どうも、刺身なのに「洗い」を食べてるような、あんなかんじです。
まあ、食べたことはなかったですし、めったに食べられない(というか、店でも普通あえてボラを出そうとはしないでしょう)ものなので、珍しいといえば珍しいものだったんですが。