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輝度信号・色差信号 |
1998.05.05初稿
2004.09.25改訂 |
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輝度信号・色差信号
コンピュータではRGBを使っていますが、
TVの場合には、限られた帯域幅(地上波放送に載せるとか、Videoに録画するとか)を考えると、現実的ではありません。
そこで、輝度信号と色差信号に分けて処理することが考えられました。すなわち、輝度に関する情報と、色に関する情報を分離して、伝送・処理するということです(これをコンポーネント処理といいます)。
輝度信号 Y は、いうまでもなく、輝度の情報です。色の情報は含みません(すなわち、白黒TVは輝度信号のみで構成されている)。
(Y=0.30R+0.59G+0.11B。各項の係数については、カラーバー参照))
色差信号 R-Y,B-Yとは、それぞれ、R,Bと輝度信号の差のこと。
なお、Y,R-Y,B-Y のことを、デジタルビデオの世界では Y,Cr,Cb や Y,U,V などとも呼びます。
アナログキャプチャーの場合、一般には、キャプチャーカード上でアナログビデオのYUV情報をRBG情報を変換することになります。もちろん、アナログビデオのYUVをデジタルビデオYUVに変換して、以降の作業をコンポーネント処理を行うCodecもあります。
DVキャプチャーの場合には、DVテープ上には、デジタルのYUV情報が記録されており、これをデジタル転送するわけですから、MacのHDD上のQuickTimeムービーはYUVで記録されていることになります。その後の作業では、YUVデータのまま処理できるFinal Cut Express / Proのようなタイプの処理や、必要に応じてRGBに変換する処理を行うこともあります。
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