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TBC

1998.05.05初稿 2004.09.25改訂

TBC　（Time Base Corrector。タイムベースコレクタ）

テープの走行ムラや振動によって生じる「画面のズレ」（＝ジッター）を補正する装置。

最近では、家庭用ビデオデッキ・カメラにも搭載されることも多くなってきました。

（業務用でいうところのTBCに比べると、家庭用機器のTBCは簡易版にすぎないそうですが）簡易版でもTBCがあるとないとでは、大違い。ジッターが大幅に減少し、再生が安定します。

TBCの仕組みは、
水平同期信号の時間的なずれを検出し、誤差を補正した上で、正規の時間軸に合致するよう水平同期信号を発信する、というものです。
また、フレーム自体を一旦メモリに蓄え（フレームメモリ）、水平同期信号に合わせてメモリから吐き出すことも行っています。

なお、DV方式では、
Tape再生→データの解凍→出力（アナログ端子・DV端子）
というプロセスのうち、データ解凍の際に、フレーム毎にメモリに蓄えて処理していますので、「原理的にTBCが内蔵されている」と考えてよいようです。

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