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ダイナミックレンジ |
2005.01.02初稿
2005.01.03改訂 |
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ダイナミックレンジ(Dynamic Range)
ビデオカメラで、表現可能な「明るさ」の「幅」のこと。
「明るい側」に関しては、余りに明るいと飽和してしまいます。一方、「暗い側」では、余りに暗いとノイズと区別が付かなくなってしまいます。この「最も明るい信号」〜「最も暗い信号」のレベル差のことをダイナミックレンジといいます。
DVのような「デジタルビデオ」においては、記録可能な
「最も明るい信号」(Y=255(アナログビデオで109IREに相当)、
「最も暗い信号」(Y=16(アナログビデオで0IREに相当。日本の場合)、
というのはフォーマットの規格として定められていますので、理論的にはどのビデオカメラでもダイナミックレンジは同等となるはずです。
しかし、現実には、ビデオカメラでの性能によってダイナミックレンジは異なってきます。たとえば、暗い部分でノイズが乗りやすい、明るい部分がすぐに飽和する/明るい部分の微妙な表現が弱い、等の現象は、DVテープに記録する前のプロセス(=アナログ処理)の性能が低いために起こります。
このように、ダイナミックレンジは、ビデオカメラの総合性能を表す重要な指標のひとつであり、いうまでもなくビデオカメラとしては「ダイナミックレンジが広い」機種の方が「性能が良い」といえます。そのため、ビデオカメラ選びの際には重要な評価項目のひとつなのですが、問題は...、ダイナミックレンジなるものは、カタログデータだけでは表現できない(例えば、測定条件一つで結果は変わる)、という点です...(笑)。カタログ中、ダイナミックレンジやSN比として記載してある場合もありますが、あくまでも参考値として捉えて下さい。
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