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TransCoding式HDV取り込み処理の実際
2005.01.28初稿
2005.09.07改訂
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PowerMac G5 2GHz Dualの場合とPowerBook G4 1.5GHzの場合のHDV取り込み処理の速度をまとめました。

HDV取り込み処理の実際

HDV取り込みの場合、テープからの取り込み工程(所要時間はテープ再生の実時間)と、ポストコンプレス工程(所要時間はMacの能力に依存)の2工程からなります。

下表に、PowerMac G5 2GHz Dualの場合とPowerBook G4 1.5GHzの場合の取り込み処理の速度をまとめました。

PowerMac G5 2GHz Dualの場合、Final Cut Express HDでもiMovie HDでも、リアルタイム処理での取り込みが可能で、CPU利用率の約130%(Dual CPUマシンなので、Max 200%)をみると、まだまだ余力がありそうです。ところが、PowerBook G4 1.5GHzの場合、約90%台のCPU利用率で「頭をフル回転」させているにもかかわらず、リアルタイム取り込みはかなわず、図らずもポストコンプレス処理をせざるを得ません。

Dualプロセッサが効果的なのか、PowerPC G5に最適化されているのかは、もっと多くのMacで検証しないことには判断できませんが。

Final Cut Express HDの場合

 
PowerMac G5 2GHz Dual
PowerBook G4 1.5GHz
実時間比
CPU利用率
実時間比
CPU利用率
 テープからの取り込み
1
129.3%
1
87.6%
 ポストコンプレス処理
0
-
1.50
92.3%

HDV取り込み合計

1
-
2.50
-

実時間比  1分のシーンを取り込むのに処理に2分かかる場合、実時間比は2、です。

iMovie HDの場合

 
PowerMac G5 2GHz Dual
PowerBook G4 1.5GHz
実時間比
CPU利用率
実時間比
CPU利用率
 テープからの取り込み
1
133.7%
1
93.8%
 ポストコンプレス処理
0
-
1.38
94.2%

HDV取り込み合計

1
-
2.38
-

実時間比  1分のシーンを取り込むのに処理に2分かかる場合、実時間比は2、です。

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